再会の日に (Page 3)

「…っ…あ、やば…っ」
「ここ?」

颯斗の指先が、俺のナカへと侵入してくる。
慣れた手つきでそこをほぐしていく様子を見ながら、少しだけ胸が締め付けられるような気がした。

爪先は短く切り整えられている。指の先端が奥の方の突起をぐりっと刺激する。
そのたびに俺の口からは甘い声が漏れ、颯斗の背中に腕を回してしがみついた。

耐え切れなくなって、もうすでに2本入っている指を内壁で締め付けると、颯斗の口元が少しだけ緩んだ。

「…良太が感じてんの、うれしい」
「はぁ…っ?」
「高校のときは、そんなん見る余裕もなかったから」

あのときのことを颯斗も覚えているのだと思ったら、なんだかうれしくなる。
みんなの人気者だった颯斗のことだ、あんなこと忘れられていても仕方ないと思っていたのに。

「…あのとき、ちゃんと言ってればよかった」
「え…?」
「良太のこと、好きだって」

思いがけない言葉に、一気に鼓動を打つスピードが速くなる。
何も言い返せずに驚いていると、颯斗の顔が近づいてくる。

「…言っただろ、ただの友達じゃないって」
「颯斗…」
「ずっと、良太のこと探してたんだよ」

指を引き抜かれ、颯斗がベッドサイドにズボンを脱ぎ捨てた。
既に固くなっているモノを、入口にあてがわれる。

颯斗の熱っぽい視線が刺さって、思わず生唾を飲み込む。

「…ごめん、好きだ」
「あ…っ、はぁ…ッ!」

颯斗のモノが、一気に奥まで挿入されていく。
熱くて、固くて、大きくて、入れただけなのに意識が飛んでしまいそうだ。

こんな甘いセックス、したことなんかない。
颯斗が俺の肌に触れるたび、颯斗のモノが俺のナカで動くたび、脳が溶けてしまいそうな、そんな感覚。

腰をつかまれて、最奥を突きあげられる。
見上げると、目を細めて微笑む颯斗の顔。
その笑顔を見るだけで、もう達してしまいそうだ、なんて言ったらきっと颯斗はもっと笑うだろう。

「…颯斗…っ…きもちいい…ッ」
「俺も…っ…」

颯斗が俺の頬を撫でる。
肌がぶつかる音と、二人の吐息がベッドルームに響き渡る。

意識が飛びそうになる直前、颯斗が俺に口づけた。
唇を食むような、甘い口づけ。

舌先を吸い上げられながら、一番気持ちいいところを突き上げられる。
それを合図みたいに、二人ほぼ同時に絶頂を迎えた。

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