さよならドライバー (Page 2)

「んっ…はぁっ…視線はこっちに向けてろ」

神崎に言われ、河西が視線を上げる。

目尻にできた小さなシワが、口の動きに合わせて揺れた。

「この4年で随分とだらしねぇ目になったなぁ」

神崎は河西の後頭部を掴むと、喉奥にペニスを突き挿れた。

「んんっ…っぐ…ッ」

喉奥に亀頭を強くぶつけながら、激しく男根を出し入れする。

腰を動かすたびに、河西の口内からジュポジュポと淫らな水音が漏れた。

「あ、そうか…」

神崎が河西のまぶたを指でなぞる。

「親父の横領をネタに、無理やり愛人にして、こんなにだらしねぇ目にしたのは…この俺だっけ」

そう言って、さらに奥へとペニスを押し込んだ。

「んんッぐ…ッんんんッ」

喉奥の粘膜をえぐられて、河西の顔が苦痛にゆがむ。

「おい、目ぇつぶんな」

神崎は髪を掴み、河西を上向きにした。

喉奥まで男根を咥えた唇から、唾液と一緒にか細い吐息が漏れる。

神崎を見上げる瞳は濡れ、目尻のシワに涙の粒が溜まっていた。

「いい眺めだ…しゃぶってるときは、すっかりメスの目だな」

神崎は鼻を鳴らして笑うと、今度は河西を強引にうつむかせた。

下から突き上げるように角度を変えて喉奥を犯す。

ごりごりと容赦なく上顎を擦り上げる淫わいな音がした。

「ぁあっ…口の中に出すぞ…んんッ…全部飲めよ…っ」

神崎は河西の顔を両手で挟むと、喉奥に打ちつける腰を早めた。

「んっぐッ…ッッんんッッ」

激しく揺さぶられ、河西の目から涙が流れる。

「ああイクッ…んああっっッッッ」

神崎はブルッと腰を一振りし、喉奥へ欲望を吐射した。

荒ぶる息を整えながら河西を見下ろす。

精液を飲み干そうと必死に喉を動かしている河西に、神崎は満足げに目を細めた。

そして喉の動きが収まったのを確認すると、ようやく掴んでいた頭を解放した。

「かはぁっ…ッッ」

河西は苦しそうにせき込みながら、その場に座り込んだ。

「恨むんなら、お前の親父を恨みな」

「ぁっ…はぁっ…恨んでなんか…いません…」

「親孝行な息子だな」

神崎は河西のネクタイを掴むと、力任せに引っ張り上げた。

「あぅっ…ッ」

「立て。続きはベッドだ」

*****

4年前、河西の父親が会社の金を横領した。

息子の河西義彦は、社長である神崎の元へ連日謝罪にやってきた。

初めて河西を会った時のことを、神崎は今でもよく覚えている。

180cmを超える長身に、均整の取れた体。

シャープな輪郭と鋭い目つきのせいか、実年齢よりも落ち着いて見える。

特徴のある尖った耳はオオヤマネコを連想させた。

威圧的な見た目に反し、河西は謝罪のたびに体を震わせながら土下座をする。

美しい男がボロボロになっていく姿に、神崎の加虐心は強く刺激された。

この男を自分のものにしたい…。

横領された金など、もうどうでもよくなっていた。

そこで「自分の愛人になれば被害届を取り下げてやってもいい」と河西に言った。

きっと考えることにも謝ることにも疲れ果てていたのだろう。

河西はすんなり条件を飲んだ。

その夜、神崎は初めて河西を抱いた。

それから表向きは専属ドライバーとしてそばに置き、夜は愛人として体を貪った。

こんな生活が4年も続いている。

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