神様の言う通り (Page 4)
「叶えてくれるんですか!」
「そうだ」
「ありがとうございます、ありがとうございます!!」
「では契約が成立したということでいいな?」
「け、契約?」
「そうだ。私はお前の願いを叶える、お前にはその代わりに私に言霊である霊気を捧げてもらう」
契約…ことだま、れいき??
よくわからないがなんか悪徳商法の人が高い金額を後出ししてくるみたいな流れだな。
「か、神様…その言霊とか霊気ってなんですか?どうやって捧げれば…」
「契約の儀には色々様式があるが、私の気分で様式を決める」
「は、はぁ…」
契約の儀…なんだか面倒くさいことになったけど願い事が叶うならそんなことどうでもいい。
さっさと儀でも式でもやって願いを叶えてもらおう!
「ではこちらに来い」
「はい…!」
俺はオオカミ様(長いから心の中では略すことにした)の後に続いて、賽銭箱の奥の本殿に向かった。
*****
「ちょっ、ちょっと待ったー…!!」
「騒がしいぞ、泰人」
「いやいやいやいや騒がしいとかじゃなく!なんでこの状態?!」
俺は今、神様に向き合う形で膝の上に抱き抱えられている。
しかも裸で。
「儀を行うには人間の本質に限りなく近づかなければならない」
「え、わ…!!ちょ…!」
「泰人、黙れ」
「ん…!!!」
き、キスされてる…?!
俺のファーストキスが…。
「ふ、んんっ」
「人間と契約を交わすのは十数年ぶりだ。言霊と霊気をもらうには身体を交わらせるのが1番楽だからな…楽しませてもらうぞ、泰人」
な、なにー!!
今「交わる」とか言った??
「あっん!」
オオカミ様が、俺の乳首を指でひっかいた。
交わるって、もしかして性行為のこと…?
「あ、やだ…!やめ、」
「願い事は叶えなくていいのか?」
「ぐ…!」
「私はやめてもよいぞ」
「お、お…お願いします!」
「よろしい」
神様は満足気に微笑むと、俺の乳首をベロベロと舐めはじめた。
「っん!はぁー…はぁんっ」
お、女の子でもないのに…
なんか…そこ舐められると気持ちいい…?
とゆーか女の子ともこんなことしたことないのに、俺は神様とこんなことするのか…。
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