傲慢調教師~逆調教メス堕チ~
愛楽街(あいらくがい)にあるゲイ向けSMクラブ“迷羊”で働く御影(みかげ)は、新入りのノンケ男をマゾへと開発し、客に提供する調教師だ。相手を拘束した上で、ムチ打ちしながら玩具責めを行い、次々とメス化させていくのがやり口である彼の前に「アンタの方こそマゾ素質がある」と言い寄る男が現れて――。
――パシィン…パシィンッ――ッ!!
「はぅんっ…アッ!気持ちいいれす、ご主人さまァ!もっと、もっとケツ、たたいてくらはい!」
この場から逃げ出さないようにと手枷(てかせ)で拘束された男が、四つん這いの恰好のまま尻を突き上げ、踊り出すかのように揺れている。
コイツは、ほんの2日前まで愛楽街(あいらくがい)を牛耳(ぎゅうじ)るヤクザの下っ端だった。
「この段階で、汁垂らしてんじゃねぇ。今日は得意先の団体客がくるんだからよ。せっかくだしお前のデビュー日にするか…あいつら、巨根ぞろいだからな。直腸なんか通り越して、S字結腸にまでめり込むぜ?いくら元ヤクザとはいえ、新人にはちと荷が重すぎるかもしれねぇがなぁ…」
“S字結腸にめり込む”の言葉を聞いて、ノンケ男の顔は青ざめた。
「い、痛くはないんですか…オレ、まだ御影(みかげ)さんの――いえ、ご主人様のち●こしか挿れたことねぇってのに…」
コイツは今更、後悔したのだろうか。
愛楽街の外れにあるこの店…SMクラブ『迷羊(めいよう)』に入店したことを。
「『挿れたことねぇ』じゃねーよ。入らねぇんなら、入るまで特訓だ。テメェみてぇなノンケのアナルはウケがいいんだからよ。なんだかんだ言って、ムチでの尻叩きも、口とアナルの2穴責めだってこなしてたじゃねぇか。あんとき、痛がってたか?」
こいつの尻をなぶっていたムチの先を手に取り、撓(しな)らせては返事を待つ。答えは決まっていた。
「――痛く…ありません…でした…」
「だろ?ウチの店はSMプレイに本番行為までできる裏風俗だが、商品に傷はつけねぇ。拘束具は、本気を出しゃスグ壊れちまう安物だし、このムチやパドルだって、音はすげぇが…お前も知っての通り、特殊素材でできてるから腫れることもねぇ」
“何も不安がることはないだろ”と男の腰を捉(とら)えて、床に設置していたディルドの上にしゃがませた。
最近のコメント