ギャップ萌え彼氏 〜エリート眼鏡サラリーマンのエッチな姿〜
雪隆の恋人は、エリートサラリーマンの玲司。スーツ姿に眼鏡が似合うイケメンだ。いつも澄まし顔で高圧的な態度の玲司だが、実は、雪隆の前ではエッチなことに弱すぎる仔犬ちゃんになってしまう。雪隆はそのギャップにメロメロで…?
この世には「ギャップ萌え」って言葉がある。
相手に持っていた印象と全然違う一面を知ったときにときめく、ってやつだけど。
それなら俺の恋人ほど、ギャップが萌える男はいない。
*****
ガチャリと玄関の鍵が回る音がした。
その後に、廊下を踏み締める静かな足音が続く。
時刻はとっくに23時を回っている。
リビングのドアが開き、疲れ切った顔の男が入って来た瞬間、俺はニッコリととびきりの笑顔を向けてやった。
「れーちゃん、おかえり。お仕事遅かったね。お疲れさま!」
「…ただいま、雪隆。まだ起きてたのか」
帰って来たのは愛する俺のダーリン、玲司。
いつもピシッと着こなしているスーツも、カッコよくスタイリングされてる髪の毛も、さすがにヨレて疲れが滲んでいる。
俺のダーリンは大手企業にお勤めのエリート戦士で、最近新しいプロジェクトを任されたらしく、連日深夜まで残業をしているのだ。
眼鏡の奥のクールな瞳も今は眠たげだ。
俺は立ち上がって玲司の荷物を受け取り、代わりにその身体をリビングソファに座らせた。
「あったりまえじゃん。ダーリンが疲れて帰って来るんだから待ってたかったの。ご飯作ってるけど食べる?夜遅いしスープだけあっためる?」
「いや、良い。悪いな。今日はいらない」
「全然いーよ」
断られるのは想定内。
ニコッと笑って、俺は玲司の隣に座った。
玲司は深いため息を吐き、気怠そうにネクタイの結び目を緩めた。
喉仏があらわになり、僅かに香水が香る。
その仕草が…なんだかたまらなくセクシーに感じて、俺はつい、ムラムラっと来てしまった。
「…ねえ、れーちゃん」
「おい…。やめろって。疲れてるんだって」
腕を絡めて擦り寄る俺を、玲司がうとましげに押し返す。
でも、そんなことで諦める気にはならない。
俺は玲司の腕にもたれかかり、甘えるような声で言った。
「明日は休みでしょ?もう今月ずーっとシてないじゃん。俺、けっこう良い子で待ってたと思うんだけど」
上目遣いで「ダメ?」と首を傾げる。
実際、ブラック勤めの玲司に代わって、ここ最近の家事は全て俺がこなしてきた。洗濯も料理も、掃除もゴミ捨てまでもだ。
一応罪悪感はあったのだろう。玲司が「うっ」と言葉に詰まる。
その隙を見逃さない。
「俺、もう限界だなー…?れーちゃんのカワイイここ、久しぶりに触りたいなー…?」
「…っちょ、雪隆…っ」
「んー?」
ジャケットの胸元に手を滑り込ませる。シャツの上から粒を探してカリカリッと爪を立てると、玲司の白い頬がサッと赤くなった。
「ここだったかな?れーちゃんの敏感コリコリおっぱい、どこかなー?」
「やっ…、あ、待っ…!」
「待ーたなーいもーん」
玲司の肩を掴んで、ソファに押し倒す。
真っ赤になった玲司が、今にも泣きそうな顔で俺を見上げている。
ゾクゾクと、獣のような衝動が、腰から脳天を突き上げた。
「かーわいい。れーちゃん、すぐ真っ赤になっちゃうね。それにココも…すぐエッチになっちゃうんだよねー?」
「ひ、ゃっ!」
玲司の股間を膝でグリグリと押す。ソコは既に熱く固くなっていた。
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