パーソナルトレーナーと夜のレッスン (Page 2)
「あぁ、すごい…気持ちい、い…新矢さん、めちゃくちゃ締まってますよ」
「ッぁン、ッぁ、あッ…」
「俺のこれ、大好きですもんね」
肉筒の浅いところを繰り返し擦られながら、鐙は早くも快楽に溺れて目尻を下げる。鐙はバイセクシャルで、須藤以外の男女とも過去に関係を持っていたが、大抵はワンナイトで後腐れのないセックスを好んでいた。ゆえに、何度も体を重ねてお互いの性感帯を知り尽くしているような相手は、須藤が初めてである。須藤が専属のパーソナルトレーナーになってからは前にも増して仕事は上々で、公私ともに鐙にとって必要不可欠な存在になっていた。
「次のドラマ…アクション、多めなんですよね?」
「ッぉ、あ…ぁ、ぁ…ふか…」
「しっかり下半身鍛えておかないと。バックとか、ローアングルのカットも映えますよ…尻が、いいとね」
片脚を担がれ更に深く挿入された鐙は、ぎゅうとシーツを握り締めて息を詰めた。奥まった窄まりをトントンと叩かれるたび、下腹部にはじんじんとした疼きがはしる。須藤の指は鐙の竿の根元を人質にとり、抑え込むように刺激を強めながら射精を封じていた。
「あぁ、ッ…めぐ、る…イク、イッ…く、ぅ…」
「メスイキしてる新矢さん、エロくて好きです。セックスでストレス発散と筋トレして、メスイキで美肌保って、いい感じですよ」
後ろで達することにすっかり慣れた体はもう、女の抱き方を忘れてしまっている。こうして須藤から与えられる快感を享受し、ひたすらに褒められ甘やかされる喜び。今この瞬間に溢れる淫らな本性を、皆に隠して日々を過ごす。そんな己を振り返るたび、鐙は並々ならぬ昂りを覚えて、須藤への肉欲が加速されていくのだった。
「新矢さん、脚開いて…そのまま柔軟しちゃいましょ? そうです、そう…」
「ッあ、ぁ、ぁ…」
「一番奥までハメて、そのままの体位でまたメスイキしますよ? いいですね?」
体を支えていた肘や膝を伸ばされ、鐙の汗ばんだ肢体がシーツへと沈む。いまだ須藤とは繋がったまま、絶頂の余韻が終息する間もなく第2ラウンドが始まった。
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