犯され願望~最終下車は甘々痴漢プレイ~ (Page 6)
「だって…才神さんがなんでもかんでも禁止にしちゃうから、気持ちよくなるにはこれしか方法がないんだよぉ…!!僕が痴漢されなきゃイけない変態だってコト、才神さんだって知ってるのに、なんで楽しみを奪おうとするの?禁止にするなら、才神さんが痴漢し――んぅ…ちゅ…んん…」
僕の言葉を才神さんがキスで溶かしていく。セックスの経験はたくさんあるけれど、唇を重ねるキスは初めてで…彼の呼吸と舌遣いに翻弄される。
「さいが、み…さ…」
糸を引いて繋がる舌を離したくなくて、彼に縋(すが)る。
「好きになっちまったからって、我慢させ過ぎたな…俺の負けだ。お前がしてほしいように…指示を出してくれよ。大事に犯してやる」
「――え?」
才神さんは真剣な顔で言うけれど…事態が飲み込めない。
僕は特定の誰かを愛したことのない、汚れた人間なのに。
「こんな気持ち悪い趣味をもつ僕を、受け入れてくれるの?」
「あぁ。これからは俺がお前の趣味に付き合うよ」
彼がどのタイミングで僕に恋心を抱いたのかは、さっぱりわからない。痴漢行為を見せつけて誘惑したとき?傷だらけの僕を見た同情心から?それとも友情を愛情と勘違いしているのだろうか。
彼の気が変わらない内に…と僕は太腿を持ち上げて、才神さんに微笑み掛けた。
「手始めに、才神さんのち●ぽ挿れて?ナカはもうローションでほぐしてグチョグチョなの…。僕のち●ぽを虐めるのも忘れないでね?」
こんな無茶なお願いをしても、才神さんは嬉しそうで――。
*****
「そんなに見つめられちゃ恥ずかしい…。優しくされたら、痴漢じゃないよう…」
「でも気持ちイイんだろ?響、さっきから俺の腹に射精してる」
「――才神さんのバカ…」
彼の膝上に乗った僕は、才神さんに力強く抱きしめられながら、愛し合う者同士が行うスローセックスの手解きを受けていた。顔を見合わせての対面座位も、ゴム付きペニスをナカに挿れられ、突かれるたびにキスを落とされるのも…痛みを伴わないセックスを“気持ちイイ”と感じるのも、すべてが初めて。
これを幸せだと思わずにいられなかった。
Fin.
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