指名率No.1ホストは黒服に犯されて
巫町(かんなぎちょう)No.1ホストの神宮寺雅は枕営業で指名率を上げる問題児。そんな彼を更生させようと指導係となったのが黒服の剣崎聖夜だった。しかし冷徹な彼の指導は雅の身体を自分のものとなるよう開発するためで…!?
「雅の陥没乳首、最近はずっと勃ちっぱなしですね。自分でも弄っているんでしょう?擦れて皮がめくれてしまっていますよ」
「んぁっ!それはお前がいつも噛むからだろぉ!」
俺の腹部から胸筋にかけてなめらかに動く指に、熱がこもる。
「何を仰いますか。『今日は面倒な客ばかりで疲れた。肩でも揉めよ』と私に身体を投げ出したのはアナタではないですか。こうやって、触れられることを期待していたんでしょう」
そんなこと言ったって、と俺は下腹部に力を入れて、背後から腕を回している相手をにらんでやった。しかし、その余計な考えは相手の思うツボで、先程まで羽織っていたスーツやシャツはあっけなく剥がされ、きっちりと固めていたスラックスのファスナー部分で彼の指先が挑発するように円を描き、踊り出す。
「んぁっ!や、やめろ!それ以上しつこく触ったらブン殴るぞ!」
“ただの黒服のくせ”に、の言葉は心の中に抑え込むしかなかった。なぜなら、彼が躊躇(ちゅうちょ)なく俺の砦(とりで)をこじ開け、膨らみかけた陰茎をボクサーパンツの布地ごと手の平で弄び始めたからだ。
その上から、トロリと粘着力のある液体――ローションが垂らされ、じわり、と大きな染みを作った。
「せいや…何すんだ…こんなトコで!皆にバレちまうよ!」
布地の摩擦は陰のうから亀頭に掛けて止むことはない。ローションが加わったことにより滑りがよくなったのか、陰茎を包む指の先で尿道口をくすぐられると、たまらない気持ちよさに襲われた。
「ふぁ…んんっ…」
何かで口元を抑えて、漏れ出る声を隠さなければと自分の指を咥えてみる。ほんのり広がる塩気になぜかいやらしさを覚えて、かえって気分が高まってしまった。
「それにしても、たった10分前までに向こうの王座の席に着いて、何人もの女性を色めきだたせていたアナタが男相手に股を開いて、乳首とペニスの両方を弄られ、善がっているなんて誰が想像するでしょうねぇ」
彼…俺のマネジメント業務を担当している黒服、剣崎聖夜はそういうと、手慣れた様子で徐々に熱を持ち、へそに向かって勃ち始めたペニスを擦る速度を速めた。
「だ、だめだって!俺、昨日抜いてねぇから…いっぱい出ちまう!この前だって潮噴いた後、片付けんの大変だったんだぞ。この衣装、精液や…尿でベトベトにすんのだけはヤダ…」
明け方3時。彼はマネジメントの一環として俺を指導する。まだ掃除や、明日の仕込みで従業員が残る巫町(かんなぎちょう)のホストクラブ内の物品庫で。
どうして俺達がこんな仲になってしまったかと言うと、話は1年前に遡る。
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