いいなりの夜
上司の京極にゲイだということがバレてしまった相澤は、気が向いたときに京極に呼び出されては抱かれるという日々を繰り返していた。弱みを握られた相澤は京極の言葉をすべて受け入れるしかなく、容赦ない責め苦に逆らえないまま一晩中抱かれ続ける。
ゲイだということがバレてしまって以来、俺は職場の先輩である京極さんのおもちゃにされている。
向こうの気分次第でホテルに呼ばれ、ただただ抱かれて鳴かされる。今夜もそうだった。
「やっ、気持ちっわるい…ぁあぁぁ!!」
「あれー?気持ちわるいのにそんな喘ぎ声出んの?もっかい試す?」
「あ、ぁ、ごめ、なさっ…嘘です、だから奥突かないでぇ!」
「じゃあほら、気持ちいい~って喘げよ」
「っ、あ…」
「はやく」
「んぅっ、あっ、気持ちい、っきもちいよぉ…!うぅっ」
よがりながらそんなことを口走る屈辱に涙がこぼれた。
「ははっやらし、これいま音声撮ってるから」
「そ、な…やめてくださ…ンンッ!!」
ごちゅごちゅと揺すられるのに合わせて腰が動く。ふと動きを止めた先輩は面白そうに提案した。
「相澤、俺疲れたからさぁ。お前が腰振っていいとこに自分で当ててくれる?」
「な…」
「無理なわけないよな?」
選択肢はないのだと、その目が語っていた。
*****
「…はっ…んうっ」
正常位のまま控えめに腰を揺らして、自分からいいところに当てていく。
けれど羞恥と快感への怖さからか、緩やかな動きになってしまう。
痺れを切らした先輩が舌打ちをしてから、俺の立ち上がった陰茎の先っぽをヌルヌルと撫で付けた。
「ぁぁあ!やっ、ひあああッ!?」
腰が跳ねたせいで中のものが思い切り俺の前立腺をえぐった。快感からどぷりと精が溢れる。
「—―っあ、あぁ、っは…」
「俺出していいって言った?」
「っあ…言ってない、です」
「決めた。お前今日はもう出すの禁止な」
「そ、んな…」
「へえ、そういうこと言う?」
「っ…わかりました」
*****
「動くなよ。傷が付いたら大変なのお前だぞ」
「ひっ…ぐぅっ、いだ、いだいッ、やめて」
尿道にローションをまとった細いプラグが、ゆっくりゆっくりと差し込まれていく。
めったに使われないせいで、俺の尿道は初めて拓かれたときのように熱さを感じる。
もしかしたら、わざと慣らさないようにしているのかもしれない。
「考え事とは余裕だな。ほら」
「んぐぅっ!!っあ、ぁ…」
とがめるように、プラグが少し強引に押し進められる。熱さと痛みと、それから、じくじくとしたような何かを感じ取っていた。
「前に尿道から直接前立腺を刺激したときの相澤、すごかったよな」
「っ…嫌、あれは嫌だ…嫌です、お願い」
先輩が喉の奥で笑った瞬間だった。
「一気にいじってやるから、楽しんでな?」
「ひっ、ああぁああ!?やあっ!っ!~~~~ッ!!!」
奥へと差し込まれ、じんじんと感じていた箇所の核にプラグが到達してしまった。
神経ごとねぶられるような、強すぎる快感で頭のなかでなにかが弾けた。びくんっ!と大きく体が波打つのを止められない。
「やああぁ!!やだ、あっ!んぅうううう!!」
だめだ、これ、だめ。それだけが浮かんで、腰がおかしいくらいに跳ねる。
「いっ、イッてる!イってうからあああぁ!」
「そうか。じゃあ中はさぞかし締まりがいいだろうな?」
「あ、っ?~~ぅああアッ!やら!どっちもは嫌ぁああああ!!」
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