加虐性癖サラリーマンはご奉仕ロボットを愛でたい (Page 4)
(何かの間違いだ!!)
メグは女のハズだ。ペニクリのオプションを頼んだ覚えはなく、自動受信していた受付メールを見ても、男である旨も、カスタマイズを施す一文も見当たらない。
「クソッ!騙された…!!家事代行に性欲処理までしてくれる人型AIロボットが、5万で買えるワケねぇ…!!コイツが男だと知っていたら、注文しなかったのに…!!」
俺に男色の趣味はない。カタログに掲載されていたメグの写真を見た際に感じたザワつきは、この極小ペニスだったのだろう。騙した業者を許せず、彼の入った箱を蹴り飛ばすと、中から『いたぁい…!!』と舌足らずな声がした。
「あ…!!貴方が僕のご主人様でしょうか?家事代行と、ご主人様の夜のお世話をいたします…メグと申します」
メグは箱から起き上がると、フローリングに三つ指をつきながら頭を下げ、ロボットとはおもえないくらい流暢に話し出した。ビー玉のような瞳に吸い込まれてしまいそうになる。
「ご主人様にお会いできる日を待ち侘びていて…出荷前に倉庫内で貴方のことを想像していたんですよ。こんなに卑猥な水着を与えて下さるなんて、Hが大好きなんだろうって。僕、もう20歳なのに経験なくって…おちんちんもずっと小さいままで、お汁は出るけど皮被りなんです。おっぱいもヘコんでいるから全然売れなくて…。お前は失敗だって開発者さんにも嫌われていました。だから、Hが得意な貴方に教わりたいんです」
「おいおい、俺はお前が女だから注文したんだぞ…男なら返品してやる!気色悪りぃモン見せつけてんじゃねぇよ!!」
はしゃぐメグに虫唾(むしず)が走る。何が楽しくて、男の娘のロボットなんか。デスクに座り、履歴から購入画面に遡ろうとする俺の腕に縋(すが)りつくメグは、『お願いですから、返品しないで…!何でもします。ご主人様の好きなように虐めてください!!』と涙ながらに訴えてきた。
(コイツ、“経験がない”って言ったよな。俺みたいな野郎に犯されんの、怖くねぇのか…?)
メグと共に注文したレザーの鞭やドリルバイブ、枷なんかも同じ箱に収まっていた。倉庫内の記憶があるのなら、俺の加虐思考もバレているのだろう。
「ご主人様は男の娘、お嫌いですか…。それは、おちんちんが生えているから?そんなのどうでもいいでしょう。僕、女の子のフリもできますよ。気持ち悪いおちんちんなんて隠しますから…お願いします。僕も誰かに愛されてみたい…」
スルリとマイクロビキニのトップスをずらしたメグは、俺を誘惑するように胸の間に跨る紐部分に指を掛け、布地で乳首を擦り始めた。3cmほどのペニスを押さえつけるようにパンツ内にしまいこみ、股の間に挟むと…モジモジと身体を左右に揺らす。その姿がほんの少しだけ、可愛く思えてきた。確かに背格好は、女そのものだ。
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