今日は自分がケーキです!? (Page 2)

その水音が苦手な俺はふいとそっぽを向く。

「いれるよ」

突然の言葉に「もう!?」とそちらを向くと夏樹のにっこりした顔。
そして構えられたビキビキのペニスであった。
次の瞬間、ずぶずぶと入ってくる感覚に体がのけぞる。

「ひっ…あッ」

変な声も出てしまう、もう俺は夏樹から逃げられないのだ。
夏樹は抱きしめるようにこちらに下りてくるが、その最中思いついたのか体温で溶けかけの生クリームを乳首に塗りたくる。
まさかと俺が身構えるとそのまさかだったようだ。
夏樹はそんな俺の乳首にしゃぶりつき、吸い始めたのである。

「あーッ、んっまっ…、んぁッ…ひぃっあッ…だめぇっ」

その感覚がいつもより気持ちよくて背徳感ってスゲーと思った。

「真尋…いつもより感じてるね?」

そういうと夏樹は乳首をべろりと舐めた。
俺の体はぞわぞわしてナカを締めてしまう。

「あれ?これ気持ちよかった?ナカが…」
「いうな!」

恥ずかしさでベッドに埋まりたいが夏樹のせいでそれはできない。
夏樹は片方の乳首も先ほどと同じようにする。
もうどうにでもなれとなげやりになっていた。

「ふぁ…だめ…へんなこえでちゃうぅ…っ」
「っ…」
「ぇ、なんでおっきく…はぁんっ」

何故かナカに入ってるモノが大きくなり、夏樹が切羽詰まった表情をして俺を抱きしめると奥を突いてきた。
ずんずんと律動され、俺は首を振りながら喘ぐことしかできなくなっていた。

「あッ…むりぃっ、まっ…だめぇっ、あぁっんっ…ひぃっんぁッイっちゃぁぁあああッ」

夏樹にしがみつくと夏樹は耳元で「愛してる」と囁く。
俺は夏樹の腕の中でイってしまった。
夏樹もまた俺のナカで射精した。
温かいものが体の中に入ってくる感覚に俺は心底安心し、意識を手放した。

*****

次に目が覚めたとき、俺は湯の中だった。

「あばごばば」

慌てて起き上がるとのんきな夏樹は「あ、おはよー」といい、体を洗っている。

「死ぬわ!」
「ちゃんとみてたから大丈夫だよ~」
「大丈夫じゃなかったんだが!?」

そんなことをいっているとあることに気づく。
尻の中の違和感がなくなってるではないか。
ついでにケーキによる体のべたつきもない。

「…洗ってくれたのか」
「まぁねー、僕の責任だし」
「さんきゅ」

俺が笑うと夏樹も嬉しそうに笑う。
その笑顔に弱いんだ俺は。

「次は真尋をケーキにしようかなぁ」
「食材が勿体ないからやめろ」
「ちゃんと食べるよぉ」

そんなやり取りをしながら一緒に風呂に入った。
次がないことを祈るばかりだ。

Fin.

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