幼馴染は隠れ絶倫男子!?
幼稚園から大学まで一緒の幼馴染である吉田涼太と神山翔は同棲している。ふたりは一見ラブラブな生活を送っているようにみえるが、涼太には悩みがあった。翔があまり積極的に自分の事を求めてくれないことだ。涼太はお酒の力を借りて、本音を伝えることにするが…!?
「あっ…あっ…も…翔っ」
吉田涼太が甘い声を上げるたびに、ベッドがギシギシと軋んで音を立てた。
神山翔がにやりと笑って、さらに涼太の尻を掴んで腰を押し当てる。
「あ…っ…あああっ」
最奥を貫くように翔がペニスで押し上げると、涼太が絶叫とともに白濁を吐き出した。
「は…っ、はあっ、はあっ」
荒く呼吸をする涼太からすっとペニスを抜き取って翔はコンドームを外す。
「涼太、朝から元気だよねえ」
「ちがっ…お前がっ」
「はいはい。1限遅れちゃうよ?」
翔がかいがいしくホットタオルを作って持ってきてくれたので、涼太はそれで陰部を拭いた。
「てか翔はイってないけどいいのかよ?」
「うん。かわいい涼太を見られただけで満足。ね、ほらホントに遅れちゃうよ」
翔は涼太の服を整えてあげて、鞄を手渡した。
涼太が慌てて玄関の方に向かうと、「忘れ物!」と翔が叫んで追いかけてくる。
「え?」
涼太が首を傾げると涼太の唇にそっと翔の唇を重ねて、翔が満足そうに微笑んだ。
「いってらっしゃい」
「~っ!いってきますっ!」
照れ隠しか強くドアを閉めて出かけていく涼太を見送って、翔は大きく伸びをした。
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涼太と翔は幼馴染だ。
小さいころから家が隣で、幼稚園から高校までずっと一緒に育った。
涼太は小さいころからずっと翔のことが好きで、同じ大学に進学したものの言い出せずにいた。
初めて飲んだ酒の勢いで、涼太が翔に「好きだ」と告白したら「じゃあ付き合おうよ」と翔があっけらかんとした調子で言った。
悩んでいた日々はなんだったのかというくらい、とんとん拍子にキスもセックスも進んだ。
なにもかもを知り尽くした関係は驚くほど居心地がよく、大学3年を機に親たちを説得して大学の近くでふたりでルームシェアをすることにした。
「大学生活が忙しくなるから」なんて親には言ったけれど、実際はこうして朝からセックス三昧の日々を送っている。
それは心地よい生活ではあるのだが、涼太には悩みがあった。
翔がいつも優しすぎることだ。
涼太の体のことばかり優先して、翔がセックスでイかないことも多い。
たまには欲望のままにめちゃくちゃに求めてくれていいのに、なんてことを涼太は考えているのだった…。
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