配達員は淫乱双子に惑わされて (Page 2)
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と、まぁここまではよかったのだが――僕はこの春から慈にぃとは別の人物に恋をしている。
兄兼セフレでもある慈にぃと同棲を決め…この部屋に引っ越す際、荷物の運送を依頼した“ジラーフ宅配”の香賀さんこそ、その人だ。ジラーフ宅配が春季だけ特別に行う格安引っ越しサービスを利用して家具一式を運んだ日、慈にぃはバイトの予定を外すのを忘れていたため、不在で…担当だった香賀さんは貧弱な僕の身体と、梱包されたままの組立家具を交互に見比べた。
「今日の配送、ここで最後なんですよ。宜しければ、組み立てていきましょうか。“サービス”しますよ?」
「本当にすみません…お願いできますか?」
兄以外の男性とマンションの部屋でふたりきり、というシチュエーションに胸が高鳴る。鍛え上げられた身体は日焼けでこんがりと焼け、スポーツ刈りの髪から滴る汗が眩しい。『重いモノは全部俺に任せて、長久さんは雑貨の整理をしていてください』と笑う相手は僕好みの男に違いなかった。
僕の脳内――。捲(めく)り上げられた自身のタンクトップで両腕を、両足首は汗ばんだタオルで拘束された香賀さんがローターを手にし、全裸で微笑(ほほえ)む僕を見て怯えていた。パニックになっている彼は、雑草生い茂る腋と浅黒乳首を晒しながらも、尻肉だけを器用に使い壁際まで後退していく。
『香賀さん、その格好で逃げても僕を煽るだけだよ?大丈夫…すぐに気持ちよくなるから』
体格差のある彼を僕ひとりで捕まえて、衣類をひん剥くだなんて現実ではありえないのだが――慈にぃに匹敵するぐらい好みの相手を前に、妄想は止まらない。
『うぉ…!?やめっ…!!』
『香賀さん、足裏も腋も、おち●ぽも全部汗臭い…僕、この匂い大好きっ…!』
使い慣れたアナルとは異なり、男を知らない彼のソレは、人差し指を飲み込むのがやっとなのだが、豪快に抉(こ)じ開けローターを突っ込んでやる。相手のペニスが勃ち上がったのを見計らって腋や腹部の茂みに顔を埋め、身体中を舐め回した。
『んぉッ!?』
『ふふ、お尻、弄られるのは初めて?これは練習。穴は僕だから心配しないで。自分で体験してみないと、どこが気持ちイイかわからないだろうから――』
弓なりとなり、筋肉が撓(しな)る。僕に負けず劣らず豊満な胸の飾りは色濃く浮かびあがり、先ほどより上下に揺れた。
『可愛い乳首だね、香賀さん。おち●ぽも亀頭ズル剥けで、我慢汁垂らしはじめちゃった!僕のお尻…遠慮なく使ってぇ…』
先ほど出会ったばかりの男に跨り、彼の下着とスラックスを同時に下げた僕は、姿を現した相手の亀頭を自身のアナルへと宛(あて)がった。
『んふぅっ…香賀さんのおち●ぽ、ビクビク動いてるぅっ!手を放していても僕のナカに入りたがって、アナルヒダ裏返そうとしているよぉ…!!』
『や…やめろって、藍!!』
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