僕の犬、彼の人 (Page 2)

「まこ、まこ、…かわい」

「…は、…い…」

「なんだ、何か言ったか？」

頭の中が溶けそうなくらい気持ちよくて、同じくらい苦しくて、何も考えたくない。
彼が大好きな、弱々しくて可愛い感じで伝えないとって思っても本音がふつふつと込みあげてくる。

（早く精子ぶちまけたい、…あー…だめだきもちい）

僕がイってることに気付いてない彼はしつこくアナルを弄ってるし、頬にちゅーちゅーしてばかりで全然次に進む気配がない。
ペニスを扱きながら奥をガンガン掘られてイきたい、早く抱かれたい。じれったくて頭がおかしくなりそう。

「…いいからさっさと入れろよっイってんのわかんねぇのかよ駄犬がっ」

理性も身体も限界を迎えて、つい本音を言っちゃった。
慌てて頬を両手で挟んで顔を合わせると、彼は大きな耳を伏せてクゥン、なんて可愛く鳴く。

「ご、ごめん…入れていい？まこ、入れるぞ」

てっきり萎えちゃったんじゃないかと心配したけど、彼は顔を真っ赤にして僕を抱き上げ、ギンギンになったペニスをアナルに擦り付けてくる。
首に腕を回してしがみつきながら唇を啄むと、少し安心したのか彼の耳がふるっと震えて立ち上がる。

僕のより大きくて太いペニスが窄まったアナルを割り開いて奥に進んでくると、そこから熱が生まれるみたいに身体が熱くなる。

「あっ…ひぁ、あっ…あぁっそこ、そこだめっ」

前立腺を擦りながら侵入してくるペニスに押し出されるみたいに、上擦った声が漏れる。
やっと繋がれたって思っている内にずぷっと勢いよく貫く熱が僕のお腹の底に突き当たり、感じたことのない痛みと快感で目の前がチカチカした。

お腹の中でキスをするみたいにぬぷ、ぷちゅって音がして先走りが零れる。
お尻を支えられながら揺さぶられる度に肩が壁に当たって痛いけど、それ以上に気持ちがよくて制服を強く握り締める。

「うぁー…やべ、イきそ…っ」

「はぁっあっ…もっと奥、ぅ…っ…僕に、種付け、してっ…んあっ」

「けど奥はだめってお前が」

「ふ、っ…奥にっ…射精してって、言ってんのっ」

こんな時でも僕を気遣ってくれるのは嬉しいけど、それじゃ全然足りない。
耳をひっつかんで怒鳴りつければお腹の中で彼のペニスがドクドクと脈を速めて、ずぷんっと音を立てながら奥の奥を貫いた。

ぎゅうっとペニスを締めつけて腰を反らすと僕のペニスが彼のお腹に擦れ、やっと与えられた刺激に僕は思いっきり射精して彼の制服に精子をぶちまけた。