揉みほぐし~セラピストはペニスつき男の娘!?~ (Page 2)
「これも大事な施術なんですよぉ?この店独自の手法で、肩貞(けんてい)のツボに刺激を与えているんですから…」
(ケンテイのツボ?)
腋の下を揉みしだくことがツボ押しだと言うのだろうか。くすぐったさと汗臭い匂いに思考が追いつかない中、彼女は説明を続けた。
「ご主人様の年齢じゃ、いつ肩が回らなくなってもおかしくはないですから…いっぱい揉んじゃいますねぇ。僕のことチヒロって呼んでくださらないと、もっと激しいコトしちゃうかも…」
「…くぅっ!チヒロ、もう止めないかっ!!」
これには建前上、紳士的な振る舞いを心掛けていた声もうわずってしまう。
俺を『ご主人様』と呼び、自身を『僕』と呼ぶ彼女は、そんなこちらの異変を無視するよう、腋窩(えきか)から大胸筋の膨らみに向かってリンパを流しているようだった。
そうこうしている内に俺のペニスが収まるTバック上に腰を下ろしたチヒロは、自身のビキニショーツに隠れているであろう一筋の割れ目を擦り合わせてきた。それは傍(はた)から見れば単純な戯れであっただろうが、実際は違う。
彼女の股間にあってはならない弾力をもつ肉の塊が、俺のペニスと“おしくらまんじゅう”をしだしたからである。
肥大化しているのは外陰部か小陰部か、はたまたクリトリスなのか…脳内をフル回転させても、次第に硬さをもち始めた“何か”はいずれにも当てはまらないようであった。
(仮に肥大クリだったとしても、俺のペニスを押し上げるまで外に飛び出してくるとは思えねぇ。これは間違いなく――)
ペニスである。チヒロは“男の娘”としてこの店に在籍しているのだと俺は悟った。とすれば、外から眺めていたときに目にした女性も、チヒロのようにそれぞれの衣装を身に纏(まと)った男性セラピストだった可能性が高い。俺がその事実に気づいたことを悟ったのか、チヒロは『シィー』っと人差し指を立てると、こちらが腰を浮かせて逃げないよう自身の太腿を絡めて固定した。
「ご主人様、僕も同じモノがついているんですから、遠慮はいりませんよ。女の子より気持ちいいトコ知ってますからぁ…」
「な、何す…んぅッ!?」
動きを封じられた状態で、腋から大胸筋までを撫で回していたチヒロの手が突然こちらの乳房を鷲掴みにしたかと思うと、また激しく揉まれてしまう。皮下脂肪が乗った胸は、俺本人の断りもなくブルンブルンと小刻みに跳ねだした。
(む、胸は駄目だッ…!!アレに気づかれちまう!!)
俺の秘密。それは聴診器が乳房に触れただけでも、巨大乳頭がムクムクと膨らみ、フル勃起してしまう超敏感体質。ペニスのように長くて太い――異形乳首の持ち主なのだ。
「ご主人様の極太勃起乳首すごぉい…!おち●ぽくらいあるんじゃないですかぁ?」
“彼”の手が俺を揶揄(からか)うかのごとく長乳首を包み、側面を扱いていく。これでは手コキではないか。
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