かわいそうで、かわいいもの (Page 3)
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獣人は、名前をライルと名乗った。人外なのに一丁前な名を持っているものだ。
もともと遠くの山で群れに混じって暮らしていたが、仲間外れにされこの地に流れ着いてきたとのこと。予想通りだった。
最初は警戒していたが、少し話をすればそれもすぐに緩み、俺の名前を気安く呼んで出されたお茶も平気で飲み干すほどになった。もともと懐っこい性格のようだ。
相当飢えていたらしく、出してやった飯もたいらげた。それに眠り薬が混ぜられていることにも気づかずに。
「…あっ、なに、すんだよぉ…っ!レイ、やだ…っ!」
寝ている間に全裸に剥いて、両手足を拘束。
真っ白な身体を撫でていると、ライルは目を覚まして抵抗を示した。可愛い牙を剥き出しにして今更威嚇しても遅いのに。
「馬鹿な獣人だなぁ。あんな分かりやすい罠に引っかかるだけある」
「うぅ…っ、なんでぇ…っ、なんで、こんなこと…っ」
「人間がお前ら獣人を嫌ってるなんてもう常識だろ。のこのこ付いてくるお前が悪い」
「ぁ、ん…っ、ひどいよ…、信じてたのに…っ!」
「それも、会ったばかりの人間を信じるお前が悪い」
人間と同じペニスを扱いてやると素直に勃起してきたので、包皮を剥いて真っピンクの亀頭を指で擦る。
すると、鈴口をひくつかせカウパーが溢れ出し俺の手を濡らした。面白いくらいにびくびく痙攣する身体。尻尾もぴんと立って興奮状態であることを示していた。
「あぁ、うう〜っ、やっ!そんなとこ…っ!やめろ、やめ…っ、あああ!」
「ふ〜ん…こっちの具合はいいんだな」
だらだら溢れ出すカウパーを指に絡めて、まだ小さく窄まったままの後孔に挿入した。
熱い腸壁が中指と薬指を締め付け、ここにペニスを入れたらどんなに気持ちいいのだろうと想像する。
そして、きっとこいつは男同士の経験が初めてではないだろうと推測した。
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