幼馴染アイドルの恋愛事情~不愛想彼氏の愛情表現は言葉責めくすぐりプレイ!?
アイドルグループCheleriraの沙也と勇人は、幼馴染兼、恋人。ある日沙也が女性アイドルとの熱愛をスクープされ、勇人が大激怒。ライブ当日まで冷戦状態に陥る。ライブ後のホテルで相部屋となった2人。超がつくほど変態気質な沙也は背徳感に駆られながら浴室オナニーを堪能すると、勇人を誘い…くすぐりやイラマ、鼻穴射精…愛ある被虐プレイに溶かされていく。
「…沙也(さや)、お前…好きな奴ができたんなら、直接俺に伝えればいいだろ。つーか、報道でお前と誰かが付き合ってんのを知らされるのがこんなにも辛れぇだなんて思ってもみなかった…」
「勇人(ゆうと)、お前まさかこの週刊誌…信じてんのか?俺が浮気したって本気でそう思ってんのかよっ!!」
早朝の澄んだ空気の中、体力作りの一環として近所をひとっ走りしてきた俺を待ち受けていたのは、同棲する幼馴染兼恋人――乃木(のぎ)勇人の諭すような説教だった。
芸能事務所からスカウトを受け、【Chelerira(チェレリラ)】というバンド形式の3人組アイドルグループのボーカルとして活動する俺、有野(ありの)沙也と、ギター担当の乃木勇人、そしてドラム担当で高校時代の後輩である宮古羅那(みやこらな)は現在売り出し中の身である。
問題となったのはようやく世間認知されてきた俺と、女性アイドルグループのセンター、NACORO(ナコロ)の交際報道。記事の内容のほとんどがデタラメだというのに、普段感情を表に出すことのない勇人は俺に怒りをぶつけていた。
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(あれから勇人とほとんど口を利かずに本番になっちまった…)
新曲のお披露目も兼ねての47都道府県ライブ。俺とNACOROの交際報道が出てから、勇人はどんな話もまともに取り合ってくれない。ひとつ屋根の下で暮らしていながら、彼は俺のことを“いないもの”として扱っていたのだ。
彼の顔が視界に入るたびに疼き始めるこの身体。毎晩行われていた不埒(ふらち)な戯れをお預けにされている状態では気が狂いそうで、1人でも下半身に溜まる熱を吐き出そうと、ローターを乳頭や尿道口に埋め込むようテープで固定し、ディルドで直腸を抉る。
だが気持ちは満たされない。俺には意地の悪い笑みを浮かべ――性玩具を操る彼自身が必要だった。
「…有野先輩が差し入れに手をつけないなんて珍しい!もしかしてぇ、“仲違(たが)い”ってヤツですか?お願いですから僕を巻き込まないでくださいね」
空気が張り詰める楽屋内。呑気な声を出しているのは、羅那だけであった。
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「みんなぁ、今日は来てくれてありがとな!愛してるぜぇ――っ!」
結局、勇人と言葉を交わすことなく、うちわを掲げるファン相手に幼少期から『可愛い』と持て囃(はや)されてきた武器――フェミニン系統の顔を向けて、声高らかに挨拶をする。この外見と中身のギャップがファンには堪らないらしい。定番の流れで衣装の袖を捲ってはスラックスの中に仕舞い込んでいたシャツを出し、白い腹筋をファンに見せつけ…ステージ中央から前列に飛び降りて、触らせてやる。これには女性ファンだろうが、男性ファンだろうが大興奮で、調子に乗って胸を揉みしだく者まで現れる始末。
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