僕×M×彼氏 (Page 5)
せっかくつけてもらったゴムを外されて僕の期待は最大値まで膨れあがる。
僕のいうことは絶対なのに、ここだけは譲らない。和葉の中の理性が欲望に負けるこの瞬間、言い様のない優越感を覚えるんだ。
濡れて開いた後孔に亀頭を押し当てて、一気に腰を下ろした和葉はイきそうになる陰茎を握り締めて耐えている。
ぎし、ぐちゅ、和葉が動く度にベッドのスプリングが軋んで繋がった箇所から湿った音がする。
振動がなくなった分動きやすくなったのか、さっきまでの下手くそな動きとは違ってきちんと腰を上下に揺らしている。
正直に言えばローターを入れていた時の方が気持ちよかった。和葉もそれは認めると思う。
それでも僕の上で腰を揺らす和葉は、時々潤んだ視線で僕に気持ちいいかと問いかけてくる。
それに答えるように腰を突き上げれば、喉を震わせて和葉が喘ぎを漏らす。
シーツを掴んでいる和葉の指を解いて絡ませ、強く握り締めて言葉通り腹の奥に白濁を注ぎ込めば和葉は声にならない声をあげてとろとろと勢いなく白濁を放った。
しばらくベッドの上でいちゃついて、ルームサービスで頼んだ遅めの夕飯を食べて、それからお風呂に入る。
またベッドに戻るころにはいつも通りの和葉が複雑な表情で出しっぱなしのローターを摘まんで小さく息を漏らした。
「今度買うおもちゃは遠隔が操作できるやつにしようね」
僕の我儘を叶えてあげてるつもりの和葉、格好よくて可愛くて最高の恋人。
ローターを消毒する和葉の瞳はほんの一瞬期待に満ちた色を浮かべて、すぐに落ち着きを戻す。
ゆっくり確実に、和葉の性癖を目覚めさせてあげるから今はそのまま僕に振り回されててほしい。
Fin.
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