死角でいっぱいの校舎内で、僕たちは互いに触れ合って愛する気持ちを吐き出し合う
大学3年生になり、旧校舎に通い出したレイとカナデは、暇さえあれば校舎の片隅で互いに触れあっている。旧校舎は死角であふれているから、触れ合う場所には事欠かなくて、いつでもお互いを求めたくなってしまう。今日も2人はサークル棟の狭い用具室で、お互いの立ち上がった性器をこすりつけ合って…。
学校は死角でいっぱいだ、ということに気づいたのは大学3年生になってからだった。2年までは郊外に建ったぴかぴかの新校舎に通っていたのに、3年に入ったら都心の旧校舎で授業を受けるようになって。
歩く度に木の床がギシギシ鳴る旧校舎を、はじめはお化け屋敷のようで怖いと思っていたけれど、今では結構気に入っている。
理由は、経済学部の同級生で、ついでに同じサークルに所属しているカナデと付き合い始めたから。カナデも僕もまだ自宅から大学に通っている身だし、アルバイトはしているけれど、決してお金に余裕があるわけじゃないからね。
タダでお互いに触れ合える大学の物陰は貴重なんだよ。かすかな物音に「誰か来たかも」って、少しドキドキするのも悪くなかったし。
今日も、サークル棟の用具室で、僕はカナデと触れあっていた。用具室には学園祭や新入生歓迎会に使う大型の備品ばかりが放り込まれている。
人が来ることはほとんどなかったし、中から鍵もかかるから、僕もカナデもここを気に入っていた。…まあ、少しばかり物が多すぎるのと、ホコリが溜まっていて汚いことを除けば。
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「カナデの、触っていい…?」
「レイのも、触らせろよな」
最近、僕たちが気に入っているのは僕のとカナデのをくっつけること。僕はカナデの股間を見ると興奮してペニスがむくむく立ち上がるし、カナデも僕のを見るとペニスが大きくなる。
カブトムシのツノみたいにぐぐっと上に向かって大きくそそり立つペニスってエッチでしょ? その、最高にエッチなペニスを2本くっつけるのにハマってる。
手早くズボンのベルトを緩め、ボトムの金具を外して、下着ごとボトムを太ももまで引きずり下ろし合えば、すでにやる気満々でちょっと大きくなり始めた2本のペニスが姿を現す。
「…レイ、もうデカいじゃん」
「カナデも大きいよね」
「レイとおちんちんくっつけんの想像したら、そりゃデカくなるでしょ」
カナデが笑うから、「同じだよ。カナデとおちんちんくっつけるって思ったらそれだけで立つ」って僕も笑い返す。そして、僕はあいつと向かい合って、カナデのと僕のを一緒に片手の中におさめた。
「ん…」
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