雄ふたなりエルフ~奥手な若長オークにHの指南しちゃいました~ (Page 5)

「はぅ…ん、んぅ…さっき精液注いでもらったばかりの膣穴ほじられるの気持ちよくってぇ…熱々おち●ぽミルク溢れちゃうッ!若長さんの綺麗な手、汚しちゃうよぉッ!!」

 そうして待ちに待った僕の番。この口から放たれているとは思いたくもない淫靡(いんび)な言葉が次々に流れ出すのを止められない。
 若長さんの清らかな指を受け入れた膣口は手淫を楽しんでいた。筋力のない薄っぺらな腹の下ではボトルに覆われている赤ん坊さながらの短小ペニスが躍り、精液を吐き出してしまうではないか。

(ぼくぅ…イキっぱなしだよぉ…!)

 浅ましい格好だとは思いながら、若長さんの身体を――極悪ペニスを求め、腰が揺れてしまう。
 しかし、彼は僕がどんなに強請(ねだ)っても指を回転させてはこちらの反応を楽しむだけで、ペニスを使っての本番セックスへと移行する様子はなかった。

(早く犯して!他のオークさんたちと同じように、おち●ぽ捩じ込んでよぉ…!!)

 彼を試すように『あんッ!うぁんッ!!』なんて魔物が好む…語尾にハートが見えそうな喘ぎ声を上げてみるのだが、効果はない。

「若長さん、手だけなんて、おち●ぽつきの膣穴がそんなに珍しい?そっちから責めてくれないなら…僕からするよッ!」
「な…」

 僕の精液で穢れている彼の手を掴み、それを躊躇なく口元へ運ぶ。自身の粘液と他のオークたちの精液が混じり合う汚汁をしゃぶる僕を見た若長さんは、瞬時に頬を真っ赤に染めていた。

「んぅ…自分から手マ●しておいて、エルフとの子作りHには反対?“キスだけ”ならいいの?」
「キス…!?」

 僕からの誘いに、彼の目は大きく見開いた。キスの方が手淫より何倍も恥じらいなくできるだろうに。

(僕の方から食べてって言ってるようなもんなのに、本気で襲う気はないってこと?もしかしたら若長さんって…“あの子”なの?)

 ときおり見せるいじけたような表情に、闇のような紫の瞳。その中に秘めた強い信念に僕は覚えがあったのだ。

*****

『エルフさん、エルフさん、あのね…』

 僕の記憶はパパたちがいなくなったすぐ後にまで遡る。
猛烈な勢いで走ってきたのは、1匹の野ウサギであった。その子の話を聞いてやれば、見知らぬ“オークの子供”が自分を追い回し…崖から滑落したと言うではないか。

 子オークの近くには、親オークがいる。当時成人を迎えたばかりの僕は膣穴やアナルを使わない淫行で他種族を満足させることで精一杯。傷ついた子供オークを救うため魔物の巣窟へ出向いてしまえば、襲われてしまうに違いない。
 そうは思えど身体は勝手に動き、いつの間にか片手に薬箱を持つと、崖下へと向かっていたのだった。

『――いてぇよぉっ…!』
『オークくん。君ったらウサギさんに助けられたんだよ』

 倒れていたオークの子に学校の先生よろしく『君はこの森で1番強くなるんだよ。でもね、ただ強くなるだけじゃダメ。他種族にも優しくしなきゃ』なんて説いてみせる。魔物であるオークの子相手に少しでも威厳を保とうと、『約束だよ?』と付け足したのだが、こちらの隙をついて彼はその場から逃げ出してしまった。

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