その声を独占させて、たくさん鳴いて (Page 3)
「んっ……は、ぁ…っ…」
「…可愛い……葵くん…好きだよ…」
「ッ、み…耳元で…しゃべるの…やめろ…っ…」
「ははっ…葵くん、耳弱いよね…」
「ぁ、っ…やめろって…っ、んん…」
淫わいな水音をたて、幾度も舌を絡めると必死に僕の舌に応える彼が可愛くて、敏感な耳元で囁く。
すると、思惑通りに良い反応を見せてくれる葵くん。
彼の細く美しい線を描く体に手を這わせ、胸の先端を指の腹で転がしては捏ねくり回す。
そうすると甘美な喘ぎが聞こえるも、彼は恥ずかしがって手の甲で口元を押さえてしまった。
「…葵くん…声、抑えないで…君の可愛い声、聞かせてよ…」
「はぁっ、ぁ…ん…可愛く、なんて…ねぇよ…っ…」
「可愛いよ…すっごく可愛い……僕だけが聞ける声なんだから…もっと聞きたい」
「っ…恥ずかしいこと、言うな…ッ…」
「…本当は、いつもの話す声も…歌声も…えっちな声も…全部、全部僕が独り占めしたいのに…いっそ閉じ込めたい…」
「ん、ッ……閉じ込めたら…っは、ぁ…伊織さんの曲…広められないだろ…っぁ…良い曲、書くのに…」
嬉しい言葉が僕の心臓を貫く。
こうして、どこまでも彼を好きになって…独占欲が増していくんだ。
「…葵くんが誰かに取られるかもって心配するくらいなら…広まらなくていい、かな」
「っは…ばか…俺は、伊織さん以外の奴に…っ…なびく気はねぇよ」
なんだかんだ言いつつ、彼は一途に僕を思ってくれている。
そんな思いに愛しさが込み上げ、いつも理性のタガが簡単に外れてしまって自分を抑えられない。
彼の服を更に乱して、片手で突起を摘んでは摩り、もう片方は舌先で転がして刺激を与える。
そして、空いた片手は既に膨張している彼の陰茎を包み込み、先端から溢れる愛液を馴染ませるように扱いていく。
「んっ…あぁッ…は、あっ…あっ…そんな、一緒に…」
「一緒にしたら…どうなっちゃう?」
「あアっ…はぁっ…ぁ、すぐ…イっちまう、からぁ…っ…」
「良いよ、何回でイかせてあげるから」
「ゃ、あ…あっ…だ、だめ…だって…待っ…いお、り…さ…ッ…ん、あアっ…!」
彼の制止の声を聞き入れず、愛撫を続けると彼はあっけなく自身から白濁を吐き出して達してしまった。
休ませてあげたいけれど、僕にそんな余裕はない。
達したばかりでビクビクと震える腰を片手で掴み、放たれた白濁を指に絡めて彼の後孔に指を挿入した。
そして、内壁を幾度も擦り上げては敏感な箇所を指の腹で押すように刺激し、更に指を増やして解していく。
「はあっ、はッ…ぁ、ま…待って…イったばっかだか、ら…あぁッ…」
「ごめん…待てない…早く、葵くんの中…入りたい…僕のでぐちゃぐちゃにしたい…っ…」
「な、っ…伊織さ、っ…あ、あアっッ…!」
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