噛んでください、お兄さまっ! (Page 2)
「秘密……っ?」
「お前、俺の母さんとどういう関係なんだよ」
「っ……」
蒼依は、声を震わせながら、「知ってたのか」と続けた。
「あ、えっ、ちょ、待てって」
俺はそんなのお構いなしに蒼依のそれを口に含んだ。大きなそれを舌で下から上、くるくると舐めたり、玉も手で弄ってやる。
先程までの威勢はどこへ行ったのか、恍惚(こうこつ)な表情をする蒼依に、俺はどこかでドキドキしていた。
「っはぁ、……。黙っててやるから、抑制剤返せ」
「……チッ」
ほらよ、と蒼依は抑制剤の瓶と注射器を返してくれた。弱みを握っているのは俺だ。
「んー、じゃあ次は俺の番」
「はぁ!?」
俺のパンツを脱がせ、足をガバッと開かれる。その間に蒼依は顔を埋めた。
「ひっ……ぁ、ああっ! んぅ……」
自分の股から卑猥な音が聞こえてくる。
恥ずかしい。
「あ……だめ、そこ、やぁっ……!」
「ダメって言いながらトロトロじゃん」
「い、うなっ……」
俺は枕を掴んで必死に快感に耐えた。
この快感を与えているのが蒼依というのも腹が立つけれど、俺はもうこいつが魂の番だと知っているから、正直噛んでほしい。
そうすれば、今の仲の悪いふたりから、仲良しに変われるかもしれない。
「蒼依っ……ねぇ、入れて……」
「っ……」
「蒼依?」
「くそ雪翔。どうなっても知らねぇぞ」
蒼依は誇張するペニスを俺の蕾にくにくにと押し当てると、ズプッと一気に入ってきた。
「いっ……てぇ」
「……動くぞ」
「へぁ、やっ、待っ……て」
ぐちくち、と音を立てて俺のお腹まで届きそうなそれに快感を植え付けられる。
「あふ、ヒッ……んんん、ぅぁ、あん」
俺の淫らな声が部屋に響き渡る。
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