尻拭いは自分の手で (Page 2)

「痛い、やめて……っ!」
「俺に命令するとか何様のつもり?」

智は翔太の腰を掴み、激しく揺さぶっていた。慣らされていないのに挿入され、蹂躙(じゅうりん)される翔太の身体は悲鳴をあげていた。思わず哀願した翔太の声に、智の冷たい声が重なる。

「昔俺がやめてくれって言ったとき、お前、やめてくれたっけ?」
「そ、れは」
「やめなかったよなぁ?」

翔太は智にしてきた数々のいじめを思い出して今更ながら後悔した。

「あの時のお前と同じことしてやるよ」

不意に智はにやりと笑い、翔太のナカから陰茎を引き抜いた。急に空っぽになった直腸がヒクヒクとうごめき、翔太は思わず息を飲んだ。

部屋から出ていき、戻ってきた智の手に握られていたのは目隠しと猿ぐつわ、そしてたくさんの拘束具だった。

「ひ、っ……!」

思わず後ずさる翔太だったが、智は逃してくれなかった。

「何逃げようとしてんの?」
「す、みませ、」
「逃げ場所なんてもうお前にはないんだよ」

温度のない声で智は言い放ち、手始めに翔太に猿ぐつわをはめた。

「これでもう文句も言えねーな?」

智は楽しそうに翔太の身体を拘束していく。手錠をはめ、両足をそれぞれベッドの足に繋いで閉じられないようにし、最後に目隠しをした。動きを封じられ、視界も声も奪われた翔太はただおびえることしかできなかった。

「さーて、どうしようかな」

智の楽しげな声が響く。続いてブゥン……というかすかな電子音が聞こえ、それらは翔太の両乳首に貼り付けられた。おそらくローターだろう。もどかしい刺激に翔太は身をねじらせるが、しっかりと固定されたそれは外れることはなかった。

「お前乳首いじめられるの好きだよなぁ」
「う、ぅーっ……!」
「何だよ、気持ちよ過ぎて言葉も出ねぇか?」

次第に身体が熱くなり、もどかしさで翔太は限界を迎えそうだった。もっとちゃんとした刺激が欲しい。そんな翔太の考えをくみ取ったのか、智は目隠しと猿ぐつわを外して問いかけてきた。

「なあ、どうしてほしい?聞いてやってもいいぜ?」
「ぁ」

愉悦を浮かべた智の目。学生時代とは逆転した立場。疼く身体に耐えきれず、翔太は懇願した。

「お尻、挿れて……イかせて……」
「ワガママだな」

チッ、と智は不機嫌そうに舌打ちした。しかし、その後ににやりと笑う。

「特別に許してやるよ」

言い終わるや否や、再び智のモノが翔太のナカに割り入ってきた。遠慮なく奥を抉られ、翔太は喘ぐ。

「ぃ、イ、く……!」
「さっさとイけ、よ!」

その言葉を聞くや否や、翔太の陰茎から白濁が飛び散った。同時に自分の腹の中に熱さを感じ、中出しされたのだと翔太は悟った。

「あー、疲れた」

智は翔太から身体を離し、さっさと服を着ていく。そして部屋を出て行く前に振り返り、言い放った。

「お前、しばらくそのままで反省な」

翔太の目は絶望に染まった。それを見て智は楽しそうに笑う。

「まだまだ調教してやるから覚悟しとけよ」

翔太はその言葉にただ涙を流すしかできなかった。

Fin.

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