オネエさんのみだらな相談教室
働いていたバーの常連さん。仕事帰りの彼はいつもスーツのネクタイをゆるめてカウンターでうなだれていた。そんな彼から受けた悩みごとは「女性の裸で勃たない」という内容。彼に好意を寄せていた店員は悩みを聞くと行ってホテルへ連れて行き…。オネエ×サラリーマンのあまあまカップリング小説です。
「ほーら、早く起きなさいよ。今日大事な会議があるって言ってたでしょ、悠斗」
うなりながら布団に隠れる彼は、私の彼氏である長谷川悠斗。
元は私が働いていたバーによく来る常連だったのだが、話しているうちにとあることで相談を受けたのをきっかけに仲を深めた。
その相談とは、女性との性交渉が上手くいかない……要するに、裸の女性を目の前にしても勃たない、ということだった。
彼は先日、また失敗するのが怖くて性的な行為に移る直前でなあなあにしていたら彼女に振られたらしい。
私は俗にいうオネエで、本名は瀬川大輝。源氏名はヒカリとしてオカマバーと呼ばれる場所で働いていた。そんなときに、悩み相談という大義名分で彼をホテルに誘ったのだ。
「あら、悠斗ちゃんホントに女の子の前で勃たないの?随分硬くなってるけど」
スーツのベルトを緩めてズボンを下ろす。軽くなぞっただけでパンツの上から形がわかるほどに硬くなった男性器は私の理性がぐらつくのには十分過ぎるほどだった。
恥ずかしそうに顔を背けたときに見える耳まで真っ赤に染っている姿は、まるで私に抱いてほしいと言わんばかりで。
慣れた手つきで下着を下ろすと、プルンと跳ね上がるソレ。先の方には透明な液体がにじみ、熱くいやらしい吐息が漏れる口を、私の唇でゆっくりと塞ぐ。
ぎこちないキス。歯の隙間から舌をしのばせ、絡めとる。不慣れそうな舌使いがより一層可愛く思えて、細い身体をギュッと抱きしめた。
「大丈夫よ、力抜いてごらんなさい」
ふっと彼の肩の力が抜ける。とろけた目が私を煽るように見つめてくるから、できるだけ優しくベッドへ押し倒す。
彼に体重をかけないように添い寝をして再び何度も唇を落とす。薄茶色の突起した乳首を優しく触りながら、舌は口から耳へと移動させた。熱くなった耳たぶを甘噛みしたり、耳の縁をなぞったり。
ビクッと体を跳ねさせながら艶やかな吐息混じりの小さな声。乳首にあった手をゆっくりと下へ下へと進ませれば、はち切れんほどに立ち上がったソレを緩く握る。
先端から溢れる欲望を人差し指ですくい上げ、スジをツーっとなぞりながらヒクヒクしている穴へ動かした。
「悠斗ちゃん、期待してるのかしら?」
少し意地悪をするつもりで声をかけると、涙を溜めた瞳で彼がこう言う。
『わかんな…いっ…ヒカリさ…気持ちいい…です…っ』
そんなことを言われて我慢できるはずもなく、枕元にあったローションを穴に塗る。
彼の片手を握りながら、反対の手でそっと指を入れていった。強く握り返される手と熱くうねる体内、さすがにいきなり私のモノを入れるわけにはいかないと思い、じわじわとゆっくりとナカをほぐしていく。
グチュグチュと響く水音。気持ちいいところにコンコンと指を当てる。
『ひゃ…っ、あっ…ヒカリさん…っそこ…変…な感…じ…っ』
「大輝って呼んでちょうだい。本名なの」
『だ…大輝さん…っ』
「ん、悠斗。出しちゃいなさい」
そう言いながら、彼のソレを上下に擦る。嬌声と吐息が混ざり合い、みだらな空気を助長した。少し速度をあげると先端から溢れ出した白濁液はドロリと濃く、彼自身のお腹にパタパタと落ちた。
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