YES/NO?スイーツをめしあがれ (Page 3)
「あとは、コレね」
カチリと何かのスイッチを入れる音がして、ウィーンと羽虫のような音が鳴り出した。
「それは…もしや大人のおもちゃ的な…?」
「そそ、大正解、ローターだよ。はい、ちょっとごめんね」
そういうと、要一は湊をひっくり返して無遠慮に尻のすぼまりを押し広げローターを埋め込んだ。ローションをすでに塗ってあったのか、なんの抵抗もなくうごめく物体は湊の中へつるりと飲み込まれた。
「ひゃうっ!!」
感じたことのない刺激に思わず声をあげた湊だったが、すぐにその感覚はあやしいものへと変わっていった。
「ちょっ、んっ…ナニ、あっあんっ!!」
「これ5段階で強さの調整できるんだって。とりあえず一番弱くしておくからね」
そういうと、ローターのひもが絡まないようにまとめて湊の太ももにテープで張り付けると立ち上がり、部屋を出て行こうとした。
「えっ、あんっ、やだっよ、よういち、どこいくっの?」
湊は、立ち去ろうとする要一の気配を感じ驚いた。
「だって、これはお仕置きなんだからね。ちょっとコンビニまで行ってくるよ。がんばってね」
湊の髪をひとなですると、今度こそ本当に部屋を出て行ってしまった。
ドアの閉まる音が聞こえて、それから室内は湊のくぐもった喘ぎと、遠くから聞こえるようなローター音だけが鳴り響いていた。
湊はこれまでノーマルで甘いセックスしかしたことがなかったので、ローターなんて見たこともなかったし使ってみたいとも思っていなかった。ましてや、真面目で優しい要一が、こんなものまで持ち出してくるなんて思いもしなかった。それが今、湊の中でブルブルと動く物体は快感を呼び起こし、確実に追いつめている。それでも、力を持ち始めたペニスは根元をリングに締め付けられ、快感に身体を委ねられずにいた。
身をよじり足を擦り合わせたり、身体の角度を変えたりしてなんとかローターからの刺激から逃れようとしていたが、かえって湊のイイトコロをかすめる結果となり逆効果だった。
――こんなことまでするなんて思ってなかった。怒ってたとはいえ、まさかこういう手段に出るなんて!要一、もう早く帰ってきてよ!
快感と苦痛のおかげで湊はじっとりと汗をかいていた。すっかり勃ち上がって充血したペニスに刺激を与えないようじっと身を潜め、浅く呼吸をし、なんとか快感をやり過ごす他なかった。
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