今夜、義弟に犯されます (Page 6)
「もう、いいだろ…」
熱を失った圭人の男性器がようやく口から抜け出ていく。
舌に張り付く残滓(ざんし)に咳き込みながら解放を求めて圭人を見上げるが、彼はどこかつまらなそうに口角を下げて純一を見下ろしていた。
「それ、本気で言ってんの?」
冷ややかに笑い圭人は純一の髪を乱暴に撫でてきた。
「痛っ」
整えていた髪を乱す手が、額から頭頂部にかけてを掴んだ。頭皮がつれる痛みに、純一は顔を歪めた。
「やめてやってもいいけど、そしたらソレどうすんだよ」
投げ出されていた圭人の片足が動き、爪先が純一の足の間に向かう。
「やめ…」
危機感を覚えた純一は逃げようと片膝を立てるが――。
「あっ」
蹴り上げるようにして股間を掠(かす)めた爪先に身を強張らせ、甘い声をあげた。
「すっげ…ガチガチじゃん」
「ん、ぁ、あ…やめろ…って、は、ん…」
乱れた上半身とは対照的に、スラックスを着用しベルトまで閉めた下半身。皺ひとつないグレーの布地を持ち上げるもの――。
「もう濡れてんのかよ…」
靴下を履いた爪先が何度も純一の股間を擦り上げる。
丁寧さも優しさもない愛撫だというのに、純一の下腹部は重くなり今にも破裂しそうなほどの熱を帯びていく。
「――ぁ、やめ、ゃあっ…ぁっ」
膨らみの先端を爪先で突かれ、時折足裏で踏みつけられる。
下着の内側で溢れた蜜のせいで淫らな音が立った。
「姉ちゃんとヤるときも、こんなになんの?」
失礼な質問にすら背筋が震えだす。
「ちが…っ、ぅ…」
「ほら、イッちまえよ」
このドMが、と蔑(さげす)む一言とともにグッと強く昂りを踏みつける足――。
「あっ…ぁ、あ――っ」
身体の奥底でくすぶっていた快感が一気に弾け、自らが放った熱で下着だけに留まらずスラックスまで汚した。
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