今夜、義弟に犯されます (Page 7)
使い物にならなくなった下着とスラックスは純一が達した直後に圭人の手で剥ぎ取られ、床の上に放られた。
「俺さ、あんたのせいで歪(ゆが)んじまったんだよ」
圭人の指示のもとで今度は純一がソファに腰掛ける。
「それは、どういう…んっ」
拘束は解かれぬまま、ワイシャツのボタンは半端にはだけられ、彼の命令に従い両脚を大きく広げ、ソファの上で膝を立ててあられもない格好をさらした。
双丘の狭間(はざま)に這う指が白濁に濡れた窄まりを見つけだした。
「男でも、女でも単純に気持ちイイことして金がもらえればそれでよかった。なのに、あんたを犯し続けるうちに、それだけじゃ満足できなくなった…」
シャツから覗く胸の尖りに舌が触れ、後孔には指が入り込む。
「は、ぁ…っ、ぁっ」
久しぶりの、ずっと求めていた感覚に全身が戦慄(わなな)いた。
「ハハッ、それだよ…」
言いながら圭人が乳首に歯を立てた。
「痛…っ」
ゾクっとした痛みに息を詰めた直後に今度は濡れた舌が這う。
「ひ、ぁ、ぁ…」
交互に与えられる快楽と痛みに翻弄(ほんろう)されて、純一は上擦った吐息を溢して腰をくねらせた。
体内に埋め込まれた指が根元まで挿入され、彼の熱を受け入れるために解される。
上半身と下半身、同時に与えられる快感に欲情はどこまでも募(つの)っていく。
張り詰めた純一の男性器から溢れる蜜は竿を伝い落ち、双丘の割れ目までもを濡らしていた。
その潤滑が圭人の指の動きを助け、グチュグチュと卑猥に音を立てていた。
指一本では物足りなさを感じた頃に、二本目が挿入され、自在に体内を動き回り――。
それも慣れた頃を見計らって、圭人の指が抜け出ていく。
散々純一の身体を嬲(なぶ)った手が、今度は両脚を抱え上げた。
姿勢が崩れてソファに背が沈む。
欲情はこれ以上ない程に膨れ上がり、避妊具を手にする圭人に向かい、純一は「そんなのいいから」と、首を横に振った。
「ぃ…ぁ、けい…と…くん」
ヒクつく蕾にあてがわれた熱の塊。グッと腰が押し込まれ、脳裏に火花が散る。
「ぅあ、ぁっ、あああっ」
少しのためらいもなく、純一を貫く楔(くさび)は締まる内壁が馴染むのを待たずに抽挿を開始した。
縛られた手首を捻り、腰を反らせて爪先を伸ばす。
強引に責め立てる動きにより内側から広がる壮絶な快感は、射精とは違う絶頂をもたらした。
「っ、ぁ、あっ、ん…あっ!」
勃起した先端から吹き出す白く濁ったサラリとした液体。精液とは明らかに違うそれが、純一自身の顎先まで飛び散った。
「やっぱ、あんた最高だよ…」
容赦なく繋がりを揺さぶりながら、圭人が身を屈め、純一との距離を詰めてきた。
興奮し喘ぐ唇同士が触れ、互いに伸ばした舌先を絡め合う。
ソファと背の隙間で潰される腕の痛みすらも自身を昂らせる快感となり、蕩けた粘膜はどこまでも貪欲に圭人を求めて痙攣する。
「はっ、まずは…一回…」
勢いよく突き入れられた熱が大きく脈打った。
「…ぁ」
圭人がふるりと腰を震わせた直後に最奥に吐き出された彼の熱。
熱い飛沫が繋がりから溢れていくのを感じて、純一は恍惚と吐息を漏らした。
まずは一回、その言葉通り、硬度を失わぬ楔は何度も穿たれ、それは妻から帰宅連絡が届くまで続けられた。
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