抜き合いっこ (Page 2)
「っ、ふぅっ……!」
向かい合いながら、お互いのペニスを扱きあう。
真澄は顔を真っ赤にして熱い息を吐きながら、懸命に手を動かしている。初々しい手つきは可愛いけれど、俺にとっては物足りない刺激だった。
「ぅあ、ちょっと、樹……!」
「ん、気持ちよくない?」
俺は我慢できずに、自分と真澄のペニスを一緒に握る。そのまま激しく扱いた。
真澄のペニスの先端を強めに擦ると、震える指がぎゅっと肩にしがみついてくる。
「恥ずかしいって……」
「大丈夫、可愛いよ」
二人分の先走りでぬるぬるになったペニスは、扱くたびにぬちゃぬちゃといやらしい水音を立てる。
真澄はもう手が止まっていて、ひたすら快楽に耐えるように身を震わせていた。限界が近いのだろう真澄と一緒に、俺も快感が高まっていくのを感じる。
「あ、も、出る…!」
「いいよ、俺も…」
「っあ、ぅあぁ……!!」
ぶるっと身震いして、真澄のペニスが白濁を吐き出す。
切ない声を上げて必死にしがみついている真澄があまりにも可愛くて、俺も片手で真澄をかたく抱きしめながら達した。
*****
「…どうだった?」
二人分の精液で濡れた手をティッシュで拭く。
そっぽを向いている真澄は耳まで真っ赤になりながら、指でティッシュをいじっていたけれど、小さな声でぽつりと呟いた。
「……気持ちよかった」
あまりの可愛さに真澄を抱きしめると、今度は真澄からキスをしてくれた。
照れてすぐ目をそらされてしまったけれど、もっと先に進める日も近いかもしれない。
Fin.
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