捕虜の戦士は魔道師に調教される (Page 4)
「君は人として正しい行いをしたんだよ。だから何も悪くないからね」
「アぁァアッ、んんっ!!」
「これで君の国の魔道師は救われる。同じく魔力を持った僕としてはお礼を言うよ、ありがとう」
ずちゅ、ぬちゅ、と抽挿を繰り返されながらそう言われると、なんだか許されたような気がしてきて、泣けてきた。
祖国のことを想っていたのは嘘じゃない。なのに結果的に、欲に負けて裏切ってしまった。
そんな俺の絶望をこの男は人として正しいのだと言う。
心も身体も慰められて、俺はこの男にすがるしかできなくなっていた。
「全部自白しきったら、君を僕のものとして迎えていいって言われているんだ。だから知ってること全部教えて?」
「うぁ、っあ!!」
「返事は?どうなんだい」
「んアッ!!~~ッ、は、いっ」
「よかった。これで一緒に暮らせるね」
ずちゅん!とひときわ深く押し込まれた衝撃で俺は体の芯から果てた。びくびくと収縮する動きによって、男も俺の中で精を放つ。
繋がったまま互いに荒い息を整えて、快感の余韻をなんとか散らす。すると男の手が俺の髪をさらりと撫でた。
「同意してくれたらなんだけど、忠誠の魔法を受けてくれるかい?そうしたら、僕の専属騎士になってもらいたいのだけれど」
「は、い…っ、俺の、んうっ、剣は…っ、貴方様の、ため、にっ」
自然と口から同意の言葉がこぼれる。本心だった。
それを聞いた目の前の男は、嬉しそうに笑ってから「僕の城に着いたら、忠誠魔法をかけてあげよう」と言った。
「こんな可愛い眷属(けんぞく)が手に入るなんて嬉しいなぁ。これから、よろしくね」
頭を撫でられると不安が消えていく。
それも魔法なのだろうか。
わからないが、また俺の奥がうずいたのを合図に、俺達は再び深くまぐわうのだった。
Fin.
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