傲慢調教師~逆調教メス堕チ~ (Page 5)
「もっと叩いてよぉ!足りねぇよぉ!!」
「…」
風岡は他のノンケ男とは違い、ムチで叩かれたり、身体を開発されることに全く抵抗がなかった。そればかりか、自分からディルドに跨ってみたり、ローターが前立腺に当たるように挿し込み、己のペニスをバチンバチンとパドルでぶち叩く正真正銘(しょうしんしょうめい)のマゾのようだった。
「――お前、ホント何者だよ…この変態が!」
「ひゃああんっ!!」
手錠(てじょう)で拘束してやり、腸壁をえぐるバイブを捩じ込んでやっても、嬉しそうに腰を振ってこちらを誘惑するだけ。とても男同士で初めてのSMプレイを行おうとしている奴とは思えなかった。
「やばぁい…奥まで…子宮の中に刺さってるぅ!!」
誰も教えていないというのに、激しい隠語をまくしたてながらもロングバイブまで飲み込み、腹圧でひねり出す姿は圧巻だとしか言いようがない。
「イクイクイクイクぅ!!」
カラカラと転がるバイブの上に、とんでもない量の白濁液を撒(ま)いた男は、片膝をつき、その場に崩れ落ちた。
(いくらなんでも、初日からやり過ぎだろ…)
風岡の乱れっぷりに度肝(どぎも)を抜かれた俺だったが…その瞬間、そんな彼をもっと見たい、イったばかりのビクつくペニスを責めたい、というサディスト特有の衝動にかられ、ムチを片手に彼の真横にかがみこんだ。
――これがコトの始まりとなるとは思いもせずに…。
「なーんてな。これだけで気持ちイイわけねぇだろ?次はアンタの番だぜ、御影さん…」
(うそ…だろ…)
ゴツンッと鈍い音と共に頭に衝撃が加わる。相手が隙をついてこちらに頭突きを食らわせたのだ。くらり、とめまいがして怯(ひる)んだ俺の前で風岡は器用に自身の髪の毛から針金のようなものを抜き取った…かと思えば、ピッキングの要領で錠の鍵を開けた。そして、今度は外したそれで俺の手を拘束しやがったのだ。
「ねぇ、どう?迷羊の調教師、御影さんともあろう人が、新入りのオレにとっ捕まってこれから調教されんだよ…タマンナイでしょ?」
「お前…何が目的だ!?この俺を拘束するなんてタダじゃおかねぇ…ぅんんッ!!」
すべてを言い終わらないうちに自由を奪われた手首を掴まれ、壁に身体を押しつけられた挙句、唇をふさがれる。自分でも聞いたことのないような上ずった声が漏れてしまう――育て上げてきた、マゾプレイヤーのように。
「御影さんはさ、自分のことサディストだと思ってんだろうけど、オレは見抜いたよ。アンタの方こそマゾ素質があるってね…だから、いっぱい可愛がってあげる」
「で、デタラメ言ってんじゃねぇっ!大体、テメェに会うのは今日が初めてな…ぅんんッ!!」
腹部に強烈な違和感を感じて、何かと思えばスラックスの上から陰のうを掴まれ、力いっぱい握り潰されていた。
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