夏のトライアングル (Page 3)
「…はぁっ、ぁ、なに」
「はじめて?力抜いてね。ここなら人通りもないし、リラックスしてできるかな」
「どういうこと?!…ぁっ?!」
ごそごそと手がスラックス後側から中に侵入してくる。俺も触れたことの無い秘部へと手が確実に向かっている気がする。
ぞわっと悪寒がし、ほぼ反射でその手首を掴もうとしたが、瞬間顔が近づいてきて耳元で囁かれた。
「あのコップね、きみは俺のものだよ。っていう証」
「…えっ?ぁ、い、いや!」
股の間に入っていたひざに無理やり脚を開かれ、ずぶり、と指が1本秘部に入ってきた。女の子でもないので、もちろん濡れておらず異物感がすごい。痛い。
それでも指は遠慮せずどんどんと奥を目指して入ってくる。やめろ、とせめてもの抵抗で体をねじろうとするが、片手は俺の首を押さえて、股の間に相手の脚が差し込まれているので、まるで昆虫の標本のように動けない。
いったい、なにが起きているんだと頭のなかで空回りしている間に、秘部に入っている指が2本になり、ぐちゅぐちゅと中をかき回す。気持ちよさより、不快が上回る。
「んぁ…ゃ、やだあ!やめろよ、そんなところ…!」
中をかき回していた指が、ごりっとある部分に触れる。
「…ふぁっ?!」
「ふーん、ここね。本当にはじめてなの?めっちゃよさそうじゃん。顔もいい感じに乱れてて、ほんとかわいい」
燃えるよ、と耳をべろりと舐められる。
「うーん、あんまりはじめての子を相手にするのは慣れてなくて。こんなもんでいいのかな、切れたらごめんね」
ひたすら弄られた後だからか、息がすごくあがる、でも相変わらず息が詰まらないぎりぎりで首を締め上げてくるから、さらにくらくらとして、不快しか感じられない。
壁にもたれていた体勢から、くるりと壁の方向に向かされ、壁にすがりつくような体勢を取らされる。頬っぺたがひんやりとした壁にぴったりとくっつき、自分の荒い息づかいが反響してよくわかる。
「じゃあ、いくよ?息抜いてね」
俺の元々ずり下がっていたズボンをスラックスごとお尻のしたまでずらしたと思ったら、なにかすごく熱量のあるものがぴたっとお尻にくっついた。
「えっえっ…これって、まさか」
「うん、だからリラックスしててね」
「無理だよ!あとなんでこんなこと…!」
「あとね、俺の名前は駛馬 千尋(はやめ ちひろ)だよ。セイちゃん」
「ぇ、え…は、はやめ?」
駛馬って、きょう先輩と一緒の名字。まさか。思考を巡らそうとするも、俺の頭を壁に押し付けていた手が離れ、両手が俺の尻を割り開く。穴にスースーと、風が入ってくる。が、すぐにものすごい熱量のもので蓋をされる。
程よいエロ
とてもおもしろいです。続きは出さないのですか?
ユイ さん 2021年2月9日