運命の相手はすぐそばに。

・作

潤弥 (じゅんや)と悠利 (ゆうり)は双子の兄弟でありながら恋人同士。幼少期から仲がよく、成人を迎えた日に恋愛対象として好きと打ち明けられた潤弥。周囲の反応に耐えきれず、車であちこちを転々とする日々。そんな生活に疲れたと口にするようになってしまった悠利だが――。

「ねぇ、なんで僕達双子で生まれて来たんだろうね」

「それ言うの何回目?」

「だって…」

町外れにある古いラブホテルの広いベッドで肌を合わせた後、悠利が言った。

「しかも僕達、男同士だよ?」

「自分から誘っておいていまさら…」

「潤弥はなんとも思わないの?」

俺と悠利は双子の兄弟だ。
一応俺の方が先に取り上げられたので兄となっているが、同時期に母のお腹の中で育ち、ほぼ同時に生まれたものだから兄だとか、弟だからなどとは気にしたことがなかった。

昔から仲がよく、喧嘩もほとんどしたことがない。

…だからなのかもしれない。

*****

あれは成人を迎えた日の夜だった。
両親にお祝いをしてもらった後、ふたりきりの自室で打ち明けられたのだ。

「僕、潤弥のこと好き」

「それはありがとう」

「…そういう意味じゃなくて」

「…は?」

下半身に手を置かれ、「ずっとそういうことしたいって思ってた」と真剣な眼差しで言う。

「僕達双子だし…男同士だし…だけど潤弥のこと好き」

なんの冗談かと思った。

「ねぇ、酔ってる? 今からお酒の加減を知らないとダメ…」

そう言い切らないうちに俺は悠利にキスをされた。

「…これでも冗談だと思う?」

何も答えない俺に「だから…潤弥のこと好きだからえっちしたい、って言ってるの」なんて言うものだから頭が真っ白になった。

*****

「悠利からエッチしたい、好きだって言ってきたじゃん」

「それはそれくらい潤弥のことが好きだから…僕のこと嫌いなの?」

「嫌いだったらエッチなんかしません」

「…僕もう疲れたよ。ちょっと寝かせて…」

俺に背を向け、布団を被り眠り始めてしまう。

もう疲れたというのは周囲の人達の反応で、まず大学であっという間に噂が広まり、心ない言葉を浴びせられたりしたこと。
そのせいで、大学に通うことを辞めた。

もうひとつは両親にも拒絶されたこと、悠利とエッチしているところも見られていたこと。

俺達には居場所がなくなってしまった。

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