60分耐久!?おさわりプレイヤー男児に忍びよる魔の手 (Page 4)
「おぁああああああ!!!」
ヴィィィィィィンッ!!!とひときわ大きな音が鳴れば、すべての仕掛け人である葦原に尻を叩かれる。このままガマンして男児を演じ続けろ、とでも言いたいのだろうか。
苦しいのだが、彼に従えば大金が手に入る。それだけはハッキリとしていた――ならば。
「ふぁあああああんッ!!でちゃう!!でちゃうよぉ!!ボクが立派なオトナになるために必要なお道具、お尻からでちゃうぅぅ!!!」
まだ葦原にしか触れられたことのないアナルが口を開き、愛液に塗(まみ)れた紫色のローターを吐き出した。ビクンビクンと自身の身体が痙攣しているのを感じ、急いで視線を床に落とす。
(――くそぉ…頭がクラクラする……もしかしてローターなんかでイっちまったのか…?)
幸いなことに、視線の先には水の一滴も零れておらず、オレは胸を撫で下ろした。
「皆さまに見守られ、祥太くんは初めてのメスイキを経験したようです。ご覧いただいたように…おっぱいも、おちんちんも、おしりの穴も弄(いじ)られるのが大好きな子です。ただ、お話した通り、精通はしていませんから、傷はつけないようにお願いしますよ。オモチャは私が用意したソフトタイプのもののみ使用できます。手でのニギニギ、お股でのスリスリは構いませんが…誓約書に記載のあった通り、本番行為は禁止です。この場でのことは、くれぐれも口外なさらぬように」
イッたばかりのボンヤリとする頭で、葦原がオヤジたちに説明する注意事項に耳を傾ける。そう、“おさわり”の本番はこれからなのだ。
*****
オレ、荘園祥太(そえんしょうた)は葦原勲というおっさんが経営するバー、『Cupo(クポ)』で働く23歳の――1年留年している大学生だ。つまり、成人しているし、精通もし、初体験も終えている。葦原がオレの叔父であるというのも含め、この店の地下で行われているゲイ向けの“性的おさわりサービス”で口にする内容は9割が嘘なのだ。親父やお袋が貧乏で、オレが稼がなきゃいけないってのも嘘。全部葦原の提案だった。
大学入学時から遊び呆(ほう)けていたオレが留年したことで、両親から学費を出してもらうことが叶わなくなり、高額バイトを探していたときに見つけたのが、ここの「性的おさわりサービス」だった。男としては残念なこの身体…低身長に小さなペニス。だが、この店に入るや否や、男児の格好をして何もわからないフリをすれば、爆発的な人気を得た。キモオヤジに身体を弄られんのは面白くないが、頭を使わず月に何百万と稼げるのは、楽でしょうがない。アクセク働く奴らがしょうもなく思える。
時々図に乗って、いきり立ったペニスを尻に入れようとしてくるオヤジもいるのだが、そんな奴にはカウンターで接客しながらプレイヤーに目を光らせる葦原から、鉄拳が下る。50歳を過ぎていると教えてくれた彼は、面接の後に1度だけ――男に触れられる練習だと言って、オレを抱いた。
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