まるで幽霊屋敷?執着家電の大乱交会!! (Page 2)
「はぅんッ!!おしりィ!!おしりィ!!」
ズチュンズチュンと肉同士が激しくぶつかり、喜びを表現するようにペニスに吸い付いて上下するアナルヒダ。巨漢であるホットプレートが、男の弾む尻肉やペニスに平手打ちを繰り出しても、彼は放物線を描くように大量の潮を撒くだけである。
そして、キッチンにはもう1組…この乱交を楽しむ者がいた。大学生である家主の食生活を維持するのに欠かせない、ポット・炊飯器・電子レンジ・トースターの4人から代わる代わる犯される“テーブルタップ”である。今の家主が購入したタップは、祖母のお古である他の家電とは異なり、まだ若い。実体を持った身体も、20歳になったばかりといったところで、学生と変わらぬ幼い肉付きをしていた。
「や、やらぁ…お願い!!乱暴にしないでぇ!!そんな一気に流されちゃうとボクぅ…ショートしちゃうよぉ!!」
「そんなこと言って、日中は俺らのペニス、このアナルで咥え込んでたじゃねぇか!」
「あぁ、“ウマい、ウマい”ってたくさんの精子取り込んでるクセによ」
彼ら家電の話す、精子――実体化していない日中においては、もちろん“電気”のことを指す。このキッチンにあるテーブルタップの差し込み口は4口。家主は家電が魂をもっているなんて考えもせず、タップの差し込み口…つまりアナルや、尿道口、口腔内…穴という穴に彼らのペニスを捩じ込もうとする。これにより、彼はすぐに絶頂を迎えてしまうのだ。
「お前、この家に来て残念だったなァ…ムサ苦しい野郎ばっかりでよォ!!」
「イヤ!!イヤぁ!!イヤぁあ!!!」
4人は性交に不慣れな部分を犯される痛みと絶望から逃げ惑うタップを取り囲み、羽交(はが)い絞めにする。乳首や皮に覆われた短小ペニスを爪先で引っ掻き、握り潰してやれば成す術もなく、虚ろな表情でされるがままとなっていたタップだったのだが…向かい側で行われるホットプレートとコンセントの激しい行為に己の役割を知る。コンセントはヨダレを垂らしながら、白濁液を纏(まと)ったホットプレートのペニスを出し入れされている。その姿を見ていたタップもいつの間にか、自身に入れ替わり立ち代わりに挿し込まれる4人分のペニスと、突かれる度にポコポコと膨らむ腹を笑いながら見つめていた。
そう、コンセントはペニス――プラグ付き家電たちの下僕。性欲の捌(は)け口のためだけに存在しているのだ。
本来であれば女型のコンセントやプラグ付き家電も、男型と同等の割合で製造されているため、家電量販店で売られていたタップも、女性優位のセックスとアナル弄りの手解きを心待ちにしていたのだが…なんとも皮肉なことに、この家は肉欲に塗(まみ)れた男家電のみが集まる外道の巣窟(そうくつ)であった。
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