まるで幽霊屋敷?執着家電の大乱交会!! (Page 4)
「いぎィッ!!うぅッ!!うぅ――ッ!!」
両手で左右に舌を捩じられれば、叫び声すら上げられず、歪むコンセントの顔を半笑いで見下ろしながら無遠慮に突き上げ続ける電話機。痛みしか与えられない非道な行いに“くの字”に折れ曲がるコンセントの腹上は、愛液とは異なる体液で濡れていた。
(おい!!おい!!アンタには聞こえてねぇのか…!?助けてくれよォ!!やっぱりアンタじゃなきゃ駄目だ…このままショートしちまったら俺は――)
口に出すことは叶わなかったのだが、犯され苦しむコンセントは、そのままとある家電に助けを求め続けていた。
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「あッ!あぁ!!ぅん――グウゥッ!!!」
「――チッ…あのクソ野郎が!!」
同時刻。居間で雄叫びを上げるコンセントと、電話機との強姦まがいのセックスを憎々し気に見ている影がひとつ。それは家主が祖母から引き継いだ、昭和終期に製造された古い掃除機だった。彼は省エネを意識されずに造られた個体。消費電力が大きく、ホットプレートに負けず劣らずの絶倫である。その上、兄貴肌で、新入り家電の面倒もよく見る…ときては、肉壺となるコンセントたちから絶大な人気を誇っていた。
しかし、彼のお気に入りは戸の向こう側で電話機の手により、精神崩壊まで追い込まれている素行不良のコンセントただ1人。この2人は大学生の祖母が家主だった頃に出会った元恋人であり、お互い童貞と処女を捧げた相手でもある。コンセントが助けを求めていたのは、廊下に追いやられた掃除機だったのだ。
「ひぐッ、ひぐッ!!」
電話機はコンセントの身体から何百㏄と噴き出される潮を浴びながらも、激しいピストンを止めようとはしない。舌を掴まれたままの状態で言葉を発せないコンセントの目は外側を向き、口の端に白いモノが見えていた。掃除機はこの光景に余計なことだとは思いつつも、居ても立っても居られず、自身の持ち場である廊下から飛び出してしまったのである。
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「――アンタ、信じらんねぇ。何も殴りつけるこたァねぇだろうに…」
「俺が間に入らなきゃ、今頃お前はショートしていただろう?この家が火事にでもなったらどう責任取るつもりだ。俺らだけでなく、家主も巻き添えになるんだぞ」
居間に乱入した掃除機は、コンセントのアナルからいつまでもペニスを引き抜こうとしない電話機の顔面を拳で殴り、無理矢理引き離すと…そのまま相手に馬乗りになり、ぐうの音も出なくなるまで強打し続けた。相手が完全に気を失ったところで正気に戻った掃除機は、コンセントを力強く抱きしめ、苦言を呈(てい)しながらも彼の汚れた身体をタオルで拭き取っていく。
「お前、嫌がってはいたが…途中で感じてただろ。自分から腰突き上げて、一番好きな場所に当ててんの、見てたんだからな――気持ちイイとこ突かせんのは俺だけにしとけ」
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