まるで幽霊屋敷?執着家電の大乱交会!! (Page 5)
普段は寡黙で、愛情表現の一切を拒む掃除機がそう述べ、拭き上げたコンセントの腹部に恭々(うやうや)しく口づけを落とす。実は彼、酷いヤキモチ焼きで…目の前の元恋人がホイホイと他の男に抱かれる姿を見て、心配する以上に嫉妬心に駆られていたのだ。だが、大きな喘ぎ声を上げていたコンセントは悪びれる様子もなく、『だってさァ…』と猫撫で声で、掃除機の膝上に擦り寄った。
「アンタ、廊下の穴と仲良くヤってんじゃん。オレ、昨日の朝見ちゃったんだもん。アンタのデカち●ぽがそいつの奥までぶっ刺さってるトコ。すぐ外れちまうオレのガバガバアナルよか、ぎゅうぎゅうに締め付けてくれる新しい相手の方がいいんでしょ?」
「――お前なぁ…わかってんだろ。それは俺の本意じゃねぇってことをよ」
掃除機が廊下へと移された際、家主が近くのコンセントに差し込んだだけのことなのに…元恋人である居間のコンセントはそれすら腹立たしいと言うのだ。実は電話機から理不尽に犯されていた彼も嫉妬深い男。本気で抵抗していれば、魔の手から逃れられたのに、あえてそれをしなかったのは…離れ離れになってしまった元彼、掃除機を招き入れるためだった。
この通り、居間のビッチコンセントは、なかなか計算高い男なのである。
「アンタ怒ってんの?じゃあさ、オレに仕置きして?オレ、アンタのち●ぽが一番好きなんだから」
そう言って、自ら掃除機の膝上で股を開き、電話機から吐き出された精液を汚らわしそうに掻き出したコンセントは、愛しの相手のペニスを飲み込んでいく。
「ねぇ。やっぱりヨリ戻さない?オレ、アンタとの身体の相性抜群にイイんだよね…。いつもみたいに、入り口トントントンって3回ノックしてから奥に挿れて?アンタに優しくされんの大好き…このままアンタ専属の固定穴にしてよ」
コンセントが肩をすくめ、おどけてみせると、掃除機の方も『俺はテメェと別れただなんて思っちゃいねぇ…もう俺のち●こしか受け入れられねぇように、直腸の形変えてやっからな』と彼の手の平に指を絡め、嬉しそうに微笑んだのである。
*****
「キッチンも居間もグチャグチャって、いくらなんでも酷すぎるだろ…。つーか、なんで廊下に置いといた掃除機がこんなとこに転がってるんだ?幽霊の仕業なら、いい加減成仏してくれよ…」
今日も今日とて家主の悲痛な声が1階に響く。この日も前夜に行われた大乱交会の爪痕が色濃く残っていたのである。
Fin.
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