そっくりな双子は恋人も共有する。 (Page 3)
「おはよー」
「ひぃやっ!」
「あはは、びっくりしちゃってる」
翔だった。
「ねぇ、話があるから会議室Cに来て? …もちろんひとりでね?」
ひそひそと耳打ちをされる。
「…はい」
*****
会議室へと向かうとそこには翼も居た。
「…で、俺たちは君のこと気に入っちゃったの。だから3人で住まない? もちろんそれなりの見返りはパパにお願いするからさ」
俺はこの会社に入社したくて死ぬほど努力をした。
大学だっていいところを出た。
ここで拒否したら今までの努力が水の泡だろう。
…俺は首を縦に振った。
Fin.
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