潜入捜査官~快楽絶頂媚薬漬け~
「ぐぅ――あひィ!!」組織犯罪対策課に籍を置く鯉川と、憧れの上司である鬼海は違法薬物を使用した媚薬を生成していると噂のヤクザの元へ、潜入捜査に出ていた。しかし鯉川の失態により、あと一歩のところで形勢が逆転。2人は媚薬の犠牲となり、複数人に嬲られながら輪姦される羽目に――。
「あがが…ぐぅ――あひィ!!」
警察内にある“組織犯罪対策課”に籍を置く俺、鯉川隼人(こいかわはやと)は複数人のヤクザに取り囲まれ、痴態を晒していた。
力の入らない身体は思い通りに動かず、男たちの手によって衣類の一切を剥ぎ取られ、部屋の中央に設置された拷問椅子に直腸内まで丸見えとなるようなV字開脚状態で大腿を拘束される。
自分でも弄ったことのない尻穴に電動ドリルバイブを捩じ込まれたら…慣らされていない乾いたアナルヒダはめくれ、ドリルの溝に挟まれる激痛で雄叫びを上げてのたうち回るしかない。
加えてドドドと肉を抉(えぐ)り続ける重低音と、眼下で波立つ腹筋が、意識を手放したい俺を覚醒へと導かせてしまっていた。
幾度となく襲いくる強烈な痛みに耐えられず、条件反射で腰が浮いてしまえば、太腿に巻きつけられた麻縄が食い込み…うっ血の痕を残す。
これが己の過信により、任務を遂行できずに終えた罪への代償とでもいうのだろうか。
「うへへ…」
不気味な笑みを浮かべた男たちの手が、俺の身体をいやらしく撫で上げる。『覚悟を決めたか?』と問われているようだ。そんな連中の中央で1人の屈強な男が、半狂乱となり、何かを叫んでいるのが見えた。
「くっ――頼む、そいつを離してやってくれっ!!」
(鬼海(おにうみ)さん…)
俺が耳にしたことのないような悲痛な声を上げ、普段の凛々しさはどこへやら…憔悴しきった表情で土下座し、外道連中に許しを請いているのは、共にこの犯罪集団のアジトへ潜入した俺の上司であり、相棒でもある鬼海戒(かい)さんである。彼は綿密に計画された潜入捜査を台無しにした馬鹿な部下を、庇おうとしているのだろうか。
(もうよせ…アンタが撃ち殺されちまう…)
鬼海さんの左胸には鈍く光る銃口が突きつけられ、引き金には組員である男の指が掛かっている。その銃に実弾が入っていることを、俺はよく知っていた。
あの銃を持ち込んだのは、他でもない俺なのだから。
「銃向けられてもビビんねぇとは…肝が据わってんなァ、おっさん。気分が萎えるから、アンタは黙ってコイツが壊れるとこ見とけ。どうせウチで売ってる媚薬の捜査に来たんだろ?」
――媚薬の捜査…彼の言葉通りである。
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