二次会はベッドの中で (Page 3)

「あぁぁッッ、ンッ、で、出るッ…」
「入れただけでイッちゃったね…可愛い」

そう言って微笑みながら大雅が律動を開始すれば、射精したばかりの颯真の花芯は残りの精をとろとろと零す。そして最初は颯真の腹を擦るようにくたくたと揺れていた陰茎も、交わりが深くなって激しさを増すに従って、再び上を向いてぷるんぷるんと跳ねる動きに変わっていった。

「ッンッ、ぅ、ぁ…お、おぐ…だめ…」
「ごめん…気持ちよすぎて、止まんない…颯真の奥、きつくて、最高…」

体の一番深いところで大雅の形をまざまざと感じながら、颯真はまもなく訪れるであろう快感におののき身構える。緊張と恐怖が限界まで高まったような、それでいて多幸感に満ち溢れたその瞬間。

「ふうま、好き、可愛い…だいすき…」
「ン、俺も…たいが…ンぁ…ぁッ、ぁッ…」

呼吸は自然と浅く短くなって、涙に滲む視界は宙を彷徨(さまよ)い始める。仰け反る喉に、ぴんと突っ張る下肢。止まらない疼きの渦に耐えかねて、指先も足先もぎゅっと丸めながら、颯真は甲高く喘ぎ続けた。

「あぁぁ、イクぅ、なか、イクッ…たいが、ぁッ…イクぅ…」
「俺も、もう、出る…」
「だめッ…ン、ひぅ…ぁ、ぁ…ぁ、あ、ンぁぁぁッッ…！！」

ガツガツと打ち付けられる大雅の腰に必死にすがりつく颯真は、メスのように果てて全身を震わせた。肉筒に施される吐精を極薄のラテックスの向こうに感じながら、颯真は乾いた唇でキスを求める。胎で快を貪るアクメのときはいつだって、ふわふわと浮くような心地がどうにも不安で、大雅からの絶対的な愛を与えられたくて仕方なかった。

「ン、は、ぅ…」
「何万人もから黄色い声援浴びてる颯真が、今は俺だけのものなの、めちゃくちゃ興奮する」
「そんなの…お互いさま、だろ」

醒めていく熱をまだ手放すまいと、指を絡めて手を握り合い、吐息も唾液も溶かすように食べあってまどろみに落ちていく。深く充ちた心地に揺蕩(たゆた)いながら、大雅と颯真は緩やかに意識を手放していった。

Fin.