搾精救済!正義のヒーロー、アクメンズ (Page 4)
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「はぐゥ!!尻穴壊れちまう!!誰か助けてくれぇーッ!!」
(くっ…一歩遅かったか…惨(むご)いことをしやがるぜ…)
現場となった道場では既に体重100㎏超えだと思われるプロレスラーが、ビル1棟分はあろうかという巨大ヌメリゲに抱えられ…犯されていた。練習の最中だったのか、レオタード衣装の隙間から身体の穴という穴に向かってさまざまな太さの触腕(しょくわん)が捩じ込まれ、筋肉がミチミチと悲鳴を上げているではないか。触手の吸盤は彼の乳頭を覆い、何かをドクドクと乳管に送り出している。乳房も出産間近の女性のように膨らみ…別の方向から伸びる糸状の触手が何重にも乳首に絡みついては、中身を絞りだしている。
「ぐあぁ!!なんだよコレはぁぁぁ!!!イヤ、イヤだぁああ!!!」
身体を反らし、目を剥いた状態で絶叫する男の乳頭から、ビュービューと音を出して噴き出したのは乳白色の液体…母乳だった。
「やめろォォ!!俺が何かしたのかよォォ!!」
ヌメリゲは男の青筋が浮き出たペニスにも纏(まと)わりつき、陰茎を扱いたり、陰のうを強打し、尿道に押し入ってはものすごい速さで飛び出し…射精を促している。
「許して!!許してくれよォォ!!イく!!イくゥ!!」
男の太い声が聞こえる度、俺の膝が笑う。これほどまでに巨大で狂暴なヌメリゲが出没するのは初めてだった。さりげなく隣にいるブルー…青海に視線を移すと――彼は俺よりも動揺していた。ヌメリゲの弱点を探るためのゴーグルでさえ、まともに扱えていないのだ。
「し、真司…アイツは…あのバケモンは――ヌメリゲの亜種に違いない!アイツの弱点などない!!私たちにはどうすることもできないんだッ!!」
何かが見えたらしい。ひとしきり叫んだ青海は、崩れ落ちるようにわなわなと地面に座り込み、歯を食いしばったまま…血が滲むまでコンクリートを殴り出した。
「あうん――ッ!!うぐゥ…ヒッ…イヒヒ…ヒャハハッ!!」
そうこうしている内に犯されていた男の苦悶の声は、奇声に変わっていた。ペニスからは尋常ではない量の精液が溢(あふ)れ、ヌメリゲがそれを吸い取っては、特殊なボトルに溜め込んでいるのが視界に入る。ボトルに収まりきらなかった雄臭の強い精液は俺と青海の上にも降り注ぎ、ヒーロースーツを汚していた。
(ヒーローの俺らが怖気づいてどうすんだ!目の前で市民が廃人になっちまうんだぞ!!)
腰が抜けたらしい青海の肩に手を置き、彼にだけ聞こえるよう耳打ちをする。
『無事に帰れたら、痴話喧嘩の続き…しような』と――。
そして、俺は巨大ヌメリゲに向かって言い放った。
「この怪人ヤローッ!!精子が欲しいんなら、この俺のをくれてやる!!ヒーローの精液なら、テメェも満足だろ!?」
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