濃厚雄搾り~改良牛と牧場主の秘めゴト~ (Page 4)

いつしかゲンに向けられていた言葉を都合よく自分に置き換え、本当に種付けされているかのように腸壁を尻尾で掻き回す。

(おっちゃん、そこ…入り口の近くほじられんの最高…人間の弾力のあるち●こ、俺好きなんだよ!!おっちゃんの精液、腹のナカに出してッ!!)

「ふモッ!!ォンッ…モウゥ――ッ!!」

サンタが如月を想う気持ちは留まることを知らず、彼が気づかぬ間に発狂に近い喘ぎ声は雄々しさを増していった。

――そのとき。

「ったく騒がしいなァ…昼間あんだけ性欲処理してやったってのに、まだ足りてねぇのはどこのどいつだ?」
(お、おっちゃん!?)

懐中電灯片手に文句を吐きながら見回りへとやってきたのは、如月だった。【如月モーファーム】の牛たちは、彼が語るように昼間の内に搾乳や搾精、如月からの種付けを受け性欲の発散をしているため、夜間に興奮して鳴くことはない。ゲン以外に興味がないと見えていた如月ではあったが…流石に深夜の雄叫びを聞けば、同業者が精液を盗みだそうとしているのではないかと不信に思い、外へと出てきたのだ。

(このままじゃおっちゃんにアナニーしてるトコ見られちまう!おっちゃんのち●こが好きすぎて、自分の尻穴突く変態牛だと思われちまうよ!!早く止めねぇと…止まれ、止まってくれよォッ!!)

サンタの願いとは裏腹に身体は更なる快感を求め、人間のペニスでは届かない長い腸の最奥に、うねる尻尾を招き入れようとしていた。

「ンモオォッ!!!」
「その声は…サンタか!?」

尻尾の先にある毛が求めていた部分に到達した瞬間。サンタは今まで体感したことのない絶頂を迎え、意識を手放しかけたのだが…あまりに大きな喘ぎ声を上げてしまったせいで、すぐ傍まできていた如月に嬌声の元凶だと勘づかれたようだった。

「サンタ…お前、どうしたんだ?なんで尻穴に自分の…」
(こんな姿、おっちゃんに見られちまうなんて…)

家畜である自分が自慰行為を行っている様子を見て、如月は何を思うのだろう。病気だなんだのと騒ぎ、獣医でも呼ぶだろうか。それともこのまま屠畜(とちく)場行きか…最悪のシナリオが頭の中を過る。それでも彼のアナルは主のペニスを求め、尻尾を咥え込んだまま離そうとはしない。こうなってしまえばサンタは、牛語の通じない相手に必死になって弁明するしかなかった。

「ンモ。ンモモ…ンモモ、モモモ!(おっちゃん。俺またトップになりてぇんだ…おっちゃんが楽できるように、甘くて濃いミルクをいっぱい出してぇ…!だから俺のこと見捨てねぇで、種付けしてくれよ!!)」

こんな幻想、如月には届かない。サンタはそう諦めていたのだが――。

「…ンモゥッ!フモ――!!」

サンタが深堀りし過ぎて粘膜が飛び出しかけているアナルに腸液を纏(まと)った尻尾を出し入れする姿を見て、主は口角を上げていた。

「お前…俺のち●こを欲しがって…デカ尻穴、弄ってんのか?その度胸買ってやるよ。いい乳出してくれよォ?」

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