犯され願望~最終下車は甘々痴漢プレイ~ (Page 5)
(ツマンナイよぉ!!僕がおじさんたちのデカち●ぽハメられて、潮噴きしてる姿、みんな見てぇ!!)
誰かに見られたい。野蛮な巨漢に無碍(むげ)に掘られて、みっともない汁を撒き、果てる様を。これでは…同好同士のまぐわいだけでは、望んでいた羞恥心は得られない。
「くっ…コイツ、まだ締め付けてきやがる!!一体どうなってんだ!?」
もうおじさんたちより僕の方が激しく腰を振っていて、彼らからは限界だという声が上がっていた。
そのとき…2両目と連結している扉が開いた。新たな“観客”の登場である。
「おにーさん見てぇ!!淫乱な僕…射精のし過ぎで潮噴き止まんないのぉ!!」
こう呼びかけた僕に、学生らしき青年は一瞬固まったのだが…なんとも意外な行動に出た。
「アンタら何やってんだ!!その子を離しやがれっ!!!」
そう吠えた彼は、物すごい腕力で僕を引きはがし…丸腰で巨漢を殴り倒していく。
「お前もボサッとすんな!!逃げるぞっ!!!」
騒動を知らずに走り続ける電車が次の駅に着き、ドアが開いた瞬間。
彼にロングシャツを被せられた僕は、手を引かれながら淫行現場に別れを告げた。
*****
「もう!いいトコの邪魔しないでよ。それとも…おにーさんはここで僕を独り占めしたいの?」
僕をトイレの個室内に連れ込んだ青年…才神(さいがみ)さんは、洋式便器の蓋を閉じて椅子代わりにすると、僕を座らせ『あのなぁ…』と顔をしかめた。
「おっさんと痴漢プレイで遊んでた、だぁ?馬鹿にもほどがあんだろ…お前、アザだらけだぜ?」
「…あっ」
僕を個室に残したままハンカチを濡らしてきた彼は、こちらの身体についた体液を拭き取ってくれた。快楽に溺れて気づかなかったのだが…身体のあちこちに赤や紫、黄色のアザがついていて、ズキズキと痛む。
「他人の趣味に口出しする気はねぇけど、知らねぇ野郎に身体を許すのは止めろ。父さんや母さんが心配するぜ」
(…もしかして、この人も僕を未成年だと思ってる?)
父さんや母さんより心配性だったのは、才神さんの方だった。学校は違えど、僕が彼とひとつしか歳が変わらないことがわかれば、『さっさと言えよ!』と肩を叩き、『明日からは俺がお前を迎えに行く。また変な気起こされたら大変だからな』と用心棒を買って出てくれたのだった。
*****
(才神さんのせいでムラムラする…)
才神さんの見張りは鉄壁。僕は彼が同行しようが、構わずSNSで痴漢してくれる相手を探していたのだが…車内で襲われる前に才神さんが追い払ってしまう。“他人の趣味に口出ししない”なんて言っておきながら、オナニー用の玩具は没収され、マッチングアプリのアカウントは凍結。運営に通報した犯人は、恐らく彼だろう。
(ち●ぽ足りないよぉ。才神さん、用心棒なんて言って…これじゃ束縛されてるみたい)
玩具を没収されてしまえば…シーツにペニスを擦りつけながら、自分の指をアナルに突っ込むしかない。だがシーツを相手にしたところで、痴漢に犯される気持ちよさは味わえなかった。
「響、またオナってたのかよ?床オナは身体に負担が掛かるから、禁止だって言ったばかりだろ!!」
僕に元気がないことを心配した才神さんは “悩みがあるなら俺に言え”と自身の仕出かした行為を棚に上げ、ウチに泊まりにきていた。
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