満月の夜、秘密のお散歩 (Page 5)
唾液を溢れさせながら懇願するような瞳に煽られた東海林は両手を空け、無理矢理体勢を向かい合わせにして膝の上に跨らせる。
下から突き上げられる度に小刻みな嬌声が上がる。
「あっ…ぁ…んっ、ら、めぇ…!」
その様子に気をよくしたらしい東海林は、更に激しく最奥をめがけて突き上げる。
「ひぁっ!あぁっ…!」
脈打つ熱い内壁に東海林も限界を感じていたらしく、ラストスパートとばかりに激しく腰を揺さぶる。
硬く屹立した筑波の性器からもダラダラと透明な体液が滲み出す。
「ぅあ…ま、こ…ごしゅ、じんさまぁ…も、ダメ…で、ちゃう!」
懇願するような涙を流す瞳に心臓が高鳴る。
「くっ…俺、も…もう…出す、ぞ…!くっ…!」
「んぁ!あっ…!んあぁあああ!!」
東海林の熱が筑波の体内で弾けると同時に筑波も限界を迎えた。
エプロンや互いの腹に白濁の飛沫が付着する。
「はぁ…ぁ…んっ」
全身で呼吸をしながら、恍惚とした表情で脱力した身体を東海林が支える。
意識が朦朧としているらしい筑波を見て、東海林は溜息をつき額に汗で張り付いた前髪をかき上げる。
「…はぁ、またやっちまった…」
自己嫌悪を感じながらも、東海林は自分もこのプレイに興じている事にそろそろ気付くべきだろう。
夜空から見下ろす月はひっそりと呟いた。
Fin.
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