道化師のギャロップ~上がって落ちて突き上げて~ (Page 5)

「せんぱ…弥耶さん、俺、やっぱ弥耶さんのこと…」

言い終わる前に軽く口付けられ、最後まで言わせてもらえなかった。

あれ?今度は俺がフラれる番?

と思ったのも束の間、彼の目からも大粒の涙が落ちているのだった。

「ごめ…ちょっと、飲みすぎ…」

俯いて目をこすりながらいう姿を見て、思わず強く抱き締めていた。

そのとき、初めて気づいた。

先輩ってこんなに小さかったっけ?

いや、俺が彼より育ったのか。

「…波輝…?」

腕の中で微かに震えている。

昔からは想像がつかない、弱々しくて心許ない。

あまりの愛おしさに、ほぼ無意識に彼をソファに押し倒していた。

「な、波輝?」

驚いた先輩の声。こんな声も初めてだ。

そうして、欲望の赴くまま、俺はまた貪るように唇を吸う。

「んっ…ふ…う、ぅんっ」

熱のこもった声が耳に届く。

その声に一層煽られ、弥耶さんのシャツの裾から手を入れ素肌に触れた。

「あっ…!ちょ、なに…」

胸板をまさぐる俺を戸惑った、まだ潤む目で見上げてくる。

その目が俺の火のついた雄を更に煽る。

「は、ぁっ…!んっ」

彼のシャツのボタンを外し、胸の突起に吸い付きながら、片手で脇腹をなぞると吐息混じりの嬌声が上がる。

「弥耶さん、スゲー色っぽい…」

「ば、か…何言って…」

身をよじって抵抗する体は体重をかけて押さえれば簡単におとなしくさせられた。

ズボンもベルトを外してボタンとファスナーを寛がせ、下着の中では微かに勃起している弥耶さんの性器を手で覆うようにして揉み込むと腰が跳ねた。

「あっ…!」

手の中でどんどん膨らむそれを慈しむように撫でまわし、揉んで、擦って…。

「な、みき…も、だめっ!」

「ダメって状態じゃないじゃないですか…」

固唾を飲みながら言って揉む手に少し力を込めた。

「んあぁ!」

下着の中で彼のものが爆ぜた。

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  • セキ on 通い猫に恋をしたこのまま結婚すらゃあいいのに そしてあおいをハヤトサン幸せにして〜
  • セキ on 通い猫に恋をしたこのまま結婚すらゃあいいのに