お持ち帰りしませんか?~立ち飲みゲイバーで好みの相手にモーションかけたらお持ち帰りされたらまさかの職場の上司でした!?~ (Page 4)
喉の奥がキツくなるのを感じながらも、自らの指は後孔をほぐすことをやめない。ローションを忘れてしまっていたけど、ミサキさんの色っぽい声を聞いていたら、触ってないのに陰茎の先端からは蜜が溢れて竿を伝って流れている。それを潤滑油代わりに指を使ってナカを丹念にほぐした。
一応、いつもシャワーを浴びる時に準備はしているからホテルに来てすぐ挿入する、なんてことも可能だけど、念には念を…ということだ。
ぢゅう、と強めに吸い付いたり、舌先で鈴口を弄ったりして、と繰り返していけばだんだん射精感が高まってきたのか、ミサキさんの呼吸が色っぽさに荒さが加わった。
舌を伸ばして見せつけるようにしながら陰嚢を舐め、根元からカリへと舌を這わせる。視線だけ上に向ければ前髪の間から獣のような目つきの瞳と視線が合った。
それだけで軽くイッてしまいそうになった。
「コウ…っ、…く、ん…ッ!」
長い腕が伸びてきて、がっしりと肩を掴まれた。
「は、え…」
掴まれたかと思ったら、こちらに引っ張られ、無理やり口から陰茎を引き抜かれた。歯が当たった痛みはあるだろうに、ミサキさんは興奮で気にしていなかった。
口付けもそこそこに、ボクは対面座位の姿勢のまま、後孔に先端を宛てがわれ、そのまま一気に奥まで貫かれる。
「んあああっ、!?」
奥を引き裂くような鈍い痛みの後にじんわりと快感が上書きされる。ミサキさんはボクのことを気遣う余裕がないのか、懸命に腰を揺らしてボクの奥のその先を抉ろうとしていた。
「コウ、くん…っ、キミのナカ、…熱くて柔らかくて…きもちいい、よ…っ」
ミサキさんのその言葉が嬉しくて恥ずかしくて、そして気持ちよく感じる。
腰を揺らし、奥を抉り、ぱちゅぱちゅ、と肌が触れ合う音がホテルの小さな部屋に響いた。
ベッドはギシギシと音を立てて、セックスの激しさを物語っている。
お互いに限界が近くなったことを悟り、ボクはミサキさんにキスをねだった。
「ミサキ、さ…っ、ちゅー、…ちゅー、した…っんあ、した、あ…っい!」
ボクの必死の懇願が届いたのか、ミサキさんは身体を支えていた方の手で自分の前髪をかきあげ、表情を顕にした。
「え…?」
見覚えのあるような気がする顔がそこにはあった。
でも今は記憶の糸を辿れるような余裕はボクにはない。
顔が近づき、ボクは夢中で唇を重ね合わせる。ミサキさんの下唇を甘噛みすれば、同じように甘噛みされ、舌先を吸えばまたミサキさんも真似て甘噛みをしつつ吸ってくる。
そんなことが繰り返され、ボクたちは限界を迎えた。
ミサキさんはナカから抜こうとしたけど、ボクがそれを阻止した。
こんな、外に出すなんてもったいない。
奥の奥まで、濃くて熱い、ミサキさんのを注いで欲しい。
「ミサキさ、…おく…っ、おくま、で…!」
「ああ、…受け止めてくれ…っ」
その言葉を言い終わらないうちにボクは唇を再度塞ぎ、ミサキさんの舌を甘噛みした。
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