目指すは脱童貞!なのにうっかり脱人間しました? (Page 5)
「あっあ、駄目だっあ、ちが、あぁっいわ、がみっ」
「いいよ、言ってみ」
「ちがっあ、あっしょんべ、で…ッ!…うぅっ」
身じろいで逃げようとした太腿を押さえつけられ、下腹部を掌で押されると我慢ができず俺はベッドの上で盛大に粗相した。
色も臭味もなくてただの水って感じだが、何にしろ出ちまったもんは出ちまった。
水音が止まるころには腹の中でドクドクと脈打つ岩神の熱を感じ、俺の潮ふきでこいつがイったんだとわかった。
「水野、…悠馬、最高にエロくて可愛い」
「は…う、ケツが痛ぇ…」
「でも気持ちよかっただろ、これで俺のこと嫌いだなんて言わせないけど」
「…お前がドエス野郎だとは知らなかった、けど、んなことで嫌うかよ」
ゴムの口も結ばないでベッドの上に投げ捨て、体液から逃げるように隅で抱き合う。
絶望的に汚ぇベッド、ズキズキと痛む尻、守りたかったやつにぶっ壊される快感。
性癖までは知らなかったが、多分岩神は知っていた。俺自身知らなかった性癖も、お互いの相性も。
「今度飯食いにいこうか、その時はメス犬じゃなくてちゃんとお前に告らせて」
「お前…はー…もういい、待ってる」
惚れた弱みに相性の良さ、岩神に勝てる要素なんて何一つない。
Fin.
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