前提条件は愛の化学反応 (Page 2)
「は、あ…、真也…。」
「洸人…。ごめんね、僕があんなところにあれを置いておいたから…」
「あれ…?」
「さっき洸人が飲んだやつ。あれ水じゃなくて、僕が最近開発した薬なんだ。…その、いわゆる媚薬、ってやつ」
「…は?媚薬!?」
「洸人がいいって言ってくれたら試してみるつもりで持ち帰ったんだけど、こんな…。ごめん、洸人…。」
おそらく真也は本当に俺の許可を得てから試してみるつもりだったんだろう。優しくて、穏やかで、俺が傷付くようなことは絶対にしない。こいつはそういう奴だ。
でも…。
「真也、んな顔すんなって。大丈夫だから。それより…」
ベッドに俺を押し倒して、上から見下ろす真也の頬に手を添える。
「早く、真也に抱かれたい」
「っ、洸人…!」
「んんっ!」
一瞬、泣きそうな顔をしたかと思えば、真也は勢いよくキスをする。
真也の舌が俺の舌に絡んで、くちゅくちゅと水音が聴覚を刺激する。優しいようで性急なキスが今はこれ以上なく気持ちいい。
媚薬の効果も相まって身体中が敏感になっている。
「あっ、そこ…」
「ん、もう既にコリコリしてる」
「んんっ、は、あっ…!」
Tシャツの上から主張していた乳首の片方を優しく捏ねられ、反対は温かい舌で優しく包まれる。
真也の動きはとてつもなく優しいのに、いつも以上に敏感になってるからかそれだけで背中がゾクゾクして甲高い声が漏れる。
「あっ、んん…!ぅあっ!?待っ…、きゅ、うに強くしたらっ、…あああっ!!」
唐突に乳首をギュッと摘まれて背中が仰け反る。舌で舐められていた方も強く吸われて、もう限界がすぐそこまで来ていることを感じた。
「ふふっ、びくびくして可愛い。いつもより敏感になってるだろうから、優しくしたのにな⋯」
俺の反応に満足気に微笑みながらも、責める激しさを増していく。
舌で弾かれた乳首が痛いくらいに立っているのが視界に映るが、もっととせがむように背中を反らすことしか出来ない。
「ああんっ!イク、も…イきそう…ッ!真也…、乳首、もう…っ!!」
「うん、イッていいよ。乳首だけでもイクところ見せて?」
「はぅッ…、ぅああッ、や、イク、イクイクッッ…!んああああッッ!!!」
一際大きく背中を反らしてイキ果てる。息が上がる俺にキスをして、真也が次に触れたのは怒張しきった俺の男根の部分。
「すごい、触ってないのにこんなに硬くなってる…。可愛い…」
「やっ、今イッたばっかなのに…、っんんあっ!!」
「ん…、でも、ここも弄ってあげたいから」
さわさわと真也の大きくて温かい手が俺のを撫でる。それだけで俺の身体は震えてしまって、少し焦りを覚えるが、真也はもう止まってはくれなかった。
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