インキュバスにはご注意を! (Page 4)
泣き顔が可愛かった。
インキュバスの内部が、達したことにより、余計に締め付けが増す。
何かに操られているかのように、インキュバスはタンッタンと強く腰を上下する。
「あっ、あっあっ、もっかいイキたいっおなかにもっかいほしいっ」
「ぅっ、っぅ」と小さく喘いで涙を流すインキュバスが腰を揺らす。
俺の精子はその間もインキュバスの中に注がれていた。
こんなにも長い射精は生まれて初めてだ。
インキュバスとセックスをするとこうなるのか、さっきのおまじないのせいなのか…。
取りつかれたように腰を振っていたインキュバスだったが、突然ふっと力が抜けた。
「あっ…!あっつ…い」
ビクンっと身体を震わせると、インキュバスは俺の上に倒れ込んで、そのまま気絶した。
「お、おい!だいじょうぶか?!」
ぐちょぐちょになったまま、俺の上でインキュバスの寝息が聞こえる。
「―――ど、どうすんだよ」
*****
「ねぇ、やっぱり君すごいよ」
俺の目が覚めた時には、部屋も体もきれいになっていた。
どうやらインキュバスとの行為を終えた後、俺も眠っていたらしい。
―――それとも、インキュバスだけに夢だったのか。
「すごすぎて、俺気絶しちゃった。やっぱり君にしてよかった」
どうやら、夢ではなかったようだが…。
脱力しきって体が重たく動かない。
「またしようねっ」
ニッコリと俺に笑顔を向けるインキュバス。
なんだか負けた気がして、その可愛い顔は凝視できなかった。
Fin.
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