画商は画商の夢を見る ~好敵手は恋人?~ (Page 4)
「これで契約成立だな。お前の身体、もらうぜ」
「あ、待てフィルデ、ナン、ド、……ゃ、はぁ、アッ ぅ、ぁ、あ……、マジ、か、入って、入って、くる……、ぁ、ゃ……ッ」
目で見るのと感じるのとでは彼の性器の大きさはまったく違った。
指しか入れたことのない智義はあまりの大きさにおののき、力の入らない脚と手であがく。
だが太く長い性器はずるずると身に埋め込まれ、切っ先が探るように腹の中で動いた。
痛みと圧迫感に藻掻いた智義だったが、前立腺を強く押し上げられた途端、あぁ、と甘い声が漏れる。
全身にさぁっと恐ろしいまでの愉悦が広がった。
はぁ、と心地よさそうに吐息したフィルデナンドが目を細めて嬉しそうに笑う。
「ここ、だな、……あぁ、すっごい締め付け、だ。動く、ぞ、トモヨシ、……いいよな?」
「待て、待って、フィルデナ、ンド、俺、俺……っ あぁ、ゃっ ふぅ、ぃ、はぁ、ぁ、ゃだ、フィル、フィル……、はぁ、アッ ぃ、やだ、気持ち、いい、こん、な、ひぁ、アッ んぁ、フィル……!」
フィルデナンドの責めは激しかった。
ずるっと引き抜いては前立腺を激しく責め立て、かと思えば息が引きつる奥まで突き入れて腰を大きく揺らす。
鈍い痛みはあっという間に愉悦が消し去り、感じて喘ぐ間に胸を指でつままれ、舌で舐められながら吸い上げられるともうたまらなかった。
「フィル、ぁ、はぁ、フィル、すご、すごい……っ あぁ、ゃ、すご、すごい、腹、腹の前、前が……っ」
「ん? ここ、か? あぁ、ここを突くとうねって、絡んで、……アータートンの絵、もう一枚やるから、中に出していい、か?」
「ひぅ!」
いきなり引き抜き、手荒にコンドームを外したフィルデナンドが力の入らない下肢に突き入れてくる。
仰け反った智義は喘ぎながらアータートン、と零した。
確かに彼の絵は欲しかった、欲しかったがこの行為を何かに引き換えにするのは嫌だった。
この荒々しい情熱を絵のやり取りなしにただ甘受したかった。
「あぁ、アータートンの絵は、やる、……やるからお前の身体、俺にくれ、よ、……トモヨシ。お前の気持ちも、くれたら、すっげぇ嬉しい」
「ぁ、ゃ……! んぁ、アァ、フィル、ふぃる、まて、まって、ひぁ、アッ おか、おかしく、なる、ふぃる……!」
息もし辛いほどに奥まで突き入れられ、激しく揺さぶられながら智義はソファの上で乱れた。
先ほどまでとは違い、ぬめった太く熱い肉が腹の奥底で暴れ回る。
それをきつく締め付けるだけで首の後ろが総毛立つほど心地よく、智義はフィルデナンドの背中に回した手に力を込めて彼を強く抱き締めた。
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