遠距離恋愛なんて絶対無理!
長期出張から帰ってきたサラリーマンのミナト。溺愛する恋人ユキに会うため急いで家路へ向かう。久しぶりの再会を喜び、ついついがっついてしまうミナトだがそれはユキも同じのようで――。恋人同士がただただイチャイチャする甘々エッチなお話。
『ユキの家に直接向かっていい?』
1ヶ月の出張と言うだけならそんなに長くないのかもしれない。
でも、実際に恋人と離れ離れになってみたら、1ヶ月という期間も俺には1年とか10年くらいの期間に思えた。
一分一秒でも早く会いたくて、仕事を終えた直後に恋人へ連絡を入れた。
メッセージを送ってから間髪入れずに返事は返ってきた。
『待ってる。晩ご飯とか準備する?』
いつもはこんなに早く返事を返してこないくせに!!!
恋人と気持ちを共有できた気がして口元がついつい緩んでしまう。
やばい!やばい!側から見たら、今の俺は不審者決定だ。
『飯はいらないよ!あと10分くらいで着く』
まあ、返事が来なくても自分の家に帰るつもりはなかったんだけど!!
明日は俺もユキも休みって言ってたし…
朝まで抱き潰してやる!!!!
*****
「おかえ…んっ、ミ…ナト」
玄関まで出迎えてくれた恋人を思いっきり抱きしめて噛み付くようにキスをする。
挨拶もそこそこにいきなりキスとか、我ながら焦りすぎとか思うけど…我慢できるわけないじゃん。
今までできなかった分、しっかりゆっくりユキの唇や舌を味わう。
唇を優しく吸ったり、甘噛みしたり。
逃げようとする舌を追って深く深く唇を合わせて、絡め取る。
「っ…はぁ…ユキ…」
ユキの様子を盗み見ると、耳まで赤くしながら俺の服を掴んでビクビクしていた。
あーー!!!なんでこんなに可愛いんだよ!!
お互いの身体の隙間がもどかしくて、ついついギューと抱きしめてしまう。
「ん…ミナト、苦しっ」
「あ、ごめんごめん。…ただいま」
おわびの意味も込めて俺の少し下にあるおでこにチュッと軽くキスをした。
嬉しそうに照れたように「おかえり」と笑う恋人を前に、頭の中でプッツンって何かが切れる音が聞こえた気がした。
「あー!!!もう!!無理!!!」
「えっ?!ミナっ!?んん!!!」
ユキの舌を飲み込む勢いで、俺の舌をユキの口内へ押し込む。
お互いの唾液が混ざり合ってピチャピチャとやらしい音が頭に響く。
手は服の中に差し込んで、胸の突起を摘むとユキの身体がびくっと跳ねた。
「ふぁっ、あっ…!…ミ…ナトっ」
「ん…ユキ。もっと可愛い声聞かせて…」
ユキの唇から離れて今度は乳首を甘噛みする。手でもう片方の乳首を転がしたり、摘んだりするのも忘れてない。
「ぁあっ!待って…ここじゃ…」
「ん、ごめん。俺が我慢できない」
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